「昔はメンタルが弱くて。でも…」日向坂46・金村美玖のこれまでとこれから

日向坂46をけん引する金村美玖のこれまでとこれから


デビューして、6年。21歳ながらも、グループでは中堅どころ。

先輩に必死でついていく時期を経て、いまは受け取ってきたバトンを後輩へと継ぐ役割を自覚しつつある。

お鮨は断然おひとり派。その理由は「好きなものを好きなように食べて、ネタとの対話に集中したいから」とのこと。鮨を食べる度、目を瞑って味わい、時に目を潤ませて感動する場面も


「20歳を越えてから、少し先のことやグループ全体のことを考えられる余裕が出て来たのかな、と思います。昔はすごくメンタルが弱くて、メンバーに甘える部分、迷惑をかける部分も多くて。

でもやっぱり、時間が解決するというか。目の前のことを頑張っているうちに、慣れてきたんだと思います……と言いつつ、毎日悩むことの連続ですけど(苦笑)」

以前はよく「六本木ヒルズ」の展望台で自分を奮い立たせていたという。

「埼玉出身と言うと、東京と近いじゃんって思われがちなんですけど、自分からすると“出てきた”感覚なんですね。で、展望台から東京を見渡すと、自分はこんな狭い世界に生きてるんだ、と感じるんです。

いっぱいビルが建ち並んで、大勢の人が人生を生きている中で、私の悩みなんてちっぽけだな、と思えるんです」

自他共に認める、不器用で喜怒哀楽を隠せない性分。完璧を追い求め過ぎてしまうところも、自分の短所だと自覚している。

だから、個性豊かな日向坂46のメンバーたちの活躍を誇らしく思うのと同時に、自分と比較して落ち込むことも多いという。

だが、その気持ちをバネに頑張って来たからいまがある。センターというポジションも経験済みだが、また再び立ちたい。そんな、秘めたる思いも打ち明けてくれた。

「前回のセンターも、十分やり切りました。でも、年も経験も重ねて、いまは過去の自分とはまた違うはず。さらに別の表現ができるんじゃないか、そう思うからこそ、機会をいただけたなら全力で乗り越えたい」

“乗り越えたい”という表現の裏には、負荷があってこそ成長できるという手応えがあるからだ。

「最初は無理だと思うことも、クリアできると、またひとつランクアップできたなって感じられる。いままでずっと、そういうことの連続です」

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