超訳YouTube~大人の教養講座~ Vol.7

後悔しない『インターナショナルスクール』の選び方。学校によってこんなにも違う!

インターナショナルスクールって、義務教育違反?


インターナショナルスクールに通う日本人が増えているが、実は、インターに通わせると、義務教育違反になるという話を聞いたことがあるだろうか。

学校には、下記の3種類がある。


インターナショナルスクールの中には、「一条校」として認められていない学校も多くあり、学校によっては「専修学校」「無認可校」となる

つまり、一条校ではない、インターナショナルスクールに、日本人が自分の子どもを通わせた場合、保護者は、義務教育を受けさせる義務に違反していることになる(学校教育法第17条第1項、第2項より)。

したがって、インターの小学部を卒業したあと一条校の中学に進学したいと思っても、日本の小学校の教育課程を終えていないため、入学できないということになる。

このような事態をさけるため、子どもを公立の小中学校に在籍させておきながら、インターに通わせている親もいるようだ。

入学式と卒業式だけ日本の公立校に行って、普段はインターに通わせているという話も聞く。

インターに通わせる場合、途中から進路変更をする可能性も考慮して、学校選びをする必要が出てくる。


どんな授業をしているの?


実際インターナショナルスクールは、どんな授業を行っているのか。

インターナショナルスクールは、文部科学省の学習指導要領に従う必要がないので、独自のプログラムを組めるのが特徴だ。

日本の教育(一条校の場合)は、学習指導要領が変わらないと教育内容を大きく変えられない。

それに対して、インターナショナルスクールは、世界の教育の流れや情勢などを鑑みて、教育カリキュラムを自由に組むことができるのが、メリットだ。

そのため世界標準の最先端の教育を受けることができる。それが、インターの人気が高まってきている理由の1つだと思う。

例えば、調布市にある『アメリカンスクール・イン・ジャパン』は、プログラミングを1980年代から取り入れていた。

世田谷区にある『セント・メリーズ・インターナショナル・スクール』は、国際バカロレアの資格課程を1979年に導入し、日本でも国際バカロレア初期から採用しているスクールだ。

最近になって、日本の学校でもプログラミングや国際バカロレアが取り入れられるようになったが、インターナショナルスクールでは、10~20年くらい早く取り入れていたのが現状である。

また、教育内容が最先端ということで、インターナショナルスクールの人気は日本だけではなく、世界で高まってきている。

特に、インド、UAE、インドネシア、マレーシア、シンガポールなどアジア諸国でインターナショナルスクールが増加している。

人口が急増している高度経済成長を続けるアジア諸国は、公教育の普及と同時に富裕層が増え、富裕層向けのインターナショナルスクールが次々と設立されている。

また、資源国では、海外からの駐在員と同時に自国民のインターナショナルスクールの学費も国が負担することが多く、インターナショナルスクールが増えている。

世界的なインターナショナルスクールの調査会社のISC Researchによれば、10年前と比較し、2023年度は、インターの学校数、生徒数、教職員数ともに50%以上の成長率で推移している。

そして、2030年までに世界のインターの総数は現在の2倍に増えると予測されている。

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