出張が多すぎる商社マン。塩対応だった妻を笑顔にした岡山県の“あるフルーツ”とは？(2/2)[東京カレンダー

飛行機で岡山桃太郎空港に到着し、クライアント先へ向かう。

― 暑いなぁ…。聡子と美緒はどうしているかな。

移動時間のタクシー内で、妻と娘・美緒の写真をスマホで見る。

出張が始まったばかりの頃、聡子はよく美緒の写真を送ってきてくれたのに、最近はその頻度ががくんと落ちた。

◆

取引先に着き、担当者と軽く雑談をしていると「岡山はこの時季、桃が美味しい」と教えてくれた。

初めて知ったのだが、岡山には“白い桃”というものがあるらしい。

これは岡山県で独自に発展した栽培技術で、他県ではあまり見られない品種だそうだ。

― 聡子と美緒に、白い桃を見せてあげたいな。

そう思った僕は、帰り道にあった百貨店で“岡山白桃”を購入し、自宅に送ることにした。

普段、出張土産は駅の構内でいわゆる子どもが好きそうなお菓子をさっと買う程度。

正直そこまで地方の食文化に興味を持ったことがなく、今回、本格的な出張土産を買うのは初めてだった。

“岡山白桃”が会話のキッカケに。旬の果物に感じる愛

出張を終えて帰宅すると、すでに岡山白桃が届いていた。

夕食を食べたあと、聡子が「送ってくれた桃、食べる？」と岡山白桃を剥いてくれた。

「ネットで見たんだけど、桃の皮をつるっと剥く方法があってね…」

聡子がそんなことを言いながらするすると皮を剥き、僕も自然と岡山での出来事を話す。

綺麗に剥かれた桃を口に含むと、とてもみずみずしく甘い。3人で2つ剥いたが、あっという間になくなった。

「パパのおみやげ、おいしかった？」

聡子が美緒に聞くと、美緒は笑って「うん！」とうなずく。

「パパ、次の出張ではなに買ってきてくれるだろうね？」

そんな軽いプレッシャーをかけられながらも、俄然やる気が湧いてきた。

いままで億劫だったはずの出張。

― 次の出張はどこだろう？

そんなことを考えながら、眠りについた。

岡山の桃を、東京で楽しもう！「おかやま果物時間 in TOKYO」

岡山県では、フルーツフェア「おかやま果物時間 in TOKYO」を都内高級果物専門店や百貨店で開催中。

「晴れの国おかやま」は、肥沃な土地と瀬戸内海式の温暖な気候に恵まれた“くだもの王国”です。なかでも代表的なフルーツの「岡山白桃」は、ひとつひとつに袋をかけて大切に育てることから、緻密でとろけるように柔らかく、強い甘味とあふれる果汁をお楽しみいただけます。

期間中、都内のキャンペーン実施店舗では、白桃やぶどうなど県産果物の生果販売をはじめ、県産果物を使ったオリジナルスイーツの販売をしています。

◆サン・フルーツ「おかやまフルーツ・ギャラリー」
期間：9/30(土)まで
場所：サン・フルーツ東京ミッドタウン店　東京ミッドタウンガリレアB1階
お問い合わせ先：03-5647-8388
公式HPはこちらから＞＞

◆新宿伊勢丹「岡山フェア」
期間：8/2（水）～8/8（火）
場所：新宿伊勢丹地下1階フレッシュマーケット
お問い合わせ先：03-3352-1111

アンテナショップで岡山の桃を存分に楽しめる！

都内のアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」2階レストラン「ビストロカフェももてなし家」にて白桃を使ったスイーツが楽しめる「岡山白桃フェア」を開催中（期間＆数量限定につき、なくなり次第終了です）。
また、1階ショップでは、白桃の生果や濃厚な甘味と深い味わいの蒜山ジャージーソフトクリームがのった白桃スムージーフロートなどを販売中。

◆「岡山白桃フェア」
場所：とっとり・おかやま新橋館
住所：東京都港区新橋一丁目11番7号新橋センタープレイス1・2階
公式HPはこちらから＞＞