うに&カニの旨みが深い、ふわとろな逸品!正統派の美味しさが魅力の荒木町の和食店

風情ただよう街、四谷荒木町で18年愛され続ける『鈴なり』。

創意を凝らしたおまかせコースでは、現代的アレンジが楽しい正統派の和食が堪能できる。

カジュアルな空間でいただく、品格ある“正統派”の日本料理

雰囲気ある路地が点在する荒木町の中でも、特に色街の風情が色濃く残る、柳新道通りに暖簾を出す。ここでしか出合えない料理も多い人気店だ


店主・村田明彦さんは老舗料亭『なだ万』の本店を中心に、みっちりと腕を磨いた料理人。

村田さんは親分肌で後輩にも慕われる料理人。テレビなど、多くのメディアにも登場し、活躍している


会得した正統派の美味しさをカジュアルに提供すべく、この店を開いた。

店内はカウンターとテーブルの1階に加え、昨年末には個室も備わる2階を増設。より多様なニーズに応えられると評判。料理はおまかせ(12,100円)より


食材の持ち味をシンプルに引き出して季節を表現する日本料理の真髄は順守しつつ、随所に、創意を散りばめたおまかせコースを提供。

焼き物には必ず肉を組み込むなど、顧客が求めるリクエストにも真摯に対応してアップデートするのが村田流で、先付から釜炊きご飯、甘味まで続く各皿のポーションも圧巻のボリュームで、食べたという充足感でも他を圧倒する。

和の技術を持ってなお驕らず、実直に美味を追求。和食の魅力の深部に触れて


食べた瞬間、体が旨いと反応する。この明快さこそ、荒木町で18年の『鈴なり』がずっと愛される理由。

町場で気軽に食べられる懐石料理を志して、その定石は踏まえつつ、例えば、「旬菜盛合せ」のような、はしり、旬、名残の季節感を重んじた料理をおまかせで展開。

その上、随所に現代的なアレンジを加えることで、体が即座に喜ぶ美味が生まれる。その象徴が「生うにの玉地蒸し」。


ふわとろな舌触りにまず驚嘆し、さらにうにとカニの重層的な旨みに唸る代表作だが、その実、鰹だしに合わせた鶏がらスープのコクと、ビシッと効かせたこしょうが味の決め手。

定石から絶妙の加減ではみ出た、その出っ張りにこそ店主の傑出した感性があり、体に響いた味が今度は心の中に深く刻まれて、虜になる。

■店舗概要
店名:鈴なり
住所:新宿区荒木町7 清和荘 1F/2F
TEL:03-3350-1178
営業時間:18:00~(L.O.20:30)
定休日:日曜、祝日
席数:カウンター12席、テーブル8席、個室2(6名、4名)

鈴なり(四谷三丁目) | デートに使える東京のレストランはグルカレで予約

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