平日と休日の装いの境界線がなくなりつつあり、カジュアルな服を纏う機会が増えている。
そんな時代だからこそ、選ぶアイテムには上質さも求めたい。
今回は、夏の装いに上品さと華やかさ、そして心地よさを与える“ニットポロ”をご紹介!
清涼感あふれる素材使いで、Tシャツに頼りがちな真夏のカジュアルに品格を
日本が誇る希代の芸術家・岡本太郎。そのアバンギャルドな作風同様、心を揺さぶる彼の言葉は、マンネリ化した日々を打破するきっかけになるかもしれない。
例えば、夏。思考をつかさどる脳まで溶けてしまいそうな暑さの中、ついTシャツばかりに袖を通していないだろうか。
その安易な繰り返しは、ともすると“あの時、襟付きの服さえ着ていたら……”という機会損失すら生みかねない。そこでオススメなのがこのニットポロだ。
夏の装いに程よい品を添えるだけでなく、しなやかな編み地によるボディは心地よさも抜群。
「同じことを繰り返すくらいなら、死んでしまえ」。氏が遺した名言を胸に、今夏は少しだけ装いをアップデートしたい。
気鋭のニットブランドが手掛ける夏の新定番
「SLOANE」
軽量な18ゲージの天竺編みによる一枚。銀イオンを糸に練りこむことで、防臭・速乾性も備えている。
さらに襟幅をやや大きく設計することで、トレンドであるクラシカルな意匠を取り入れているのもポイント。
鮮やかなグリーンが、夏の太陽に映えること請け合いだ。
26,400円〈スローン TEL:03-6421-2603〉
今月のコーデサンプル
パンツやスニーカーの色味を黒で締めることで、大胆なトップスとのメリハリをつけたスタイルに。
ポロのボタンはふたつ外して、白Tを覗かせるのが正解だ。
そんなニットポロを着たら……カジュアルながらも洗練を感じるカフェでこだわりのステーキを
『TWO ROOMS CAFÉ GRILL BAR 日本橋』
駅直結で終日営業と抜群の使い勝手が魅力。
それでいて建築古材などを巧みに再利用して仕上げられた店内は、フランスのブラッスリーのような雰囲気が漂う。
ニットポロでこなれ感を醸しつつ、熱々の鉄板で供されるグラスフェッドビーフステーキを堪能したい。
■店舗概要
店名:TWO ROOMS CAFÉ GRILL BAR 日本橋
住所:中央区日本橋2-5-1 日本橋髙島屋S.C.新館 7F
TEL:03-6262-3177
営業時間:11:00~(L.O.21:00)
定休日:施設に準ずる
席数:カウンター16席、テーブル70席、テラス40席、個室1(14席)
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