目黒の権之助坂といえば、飲食店がずらりと並ぶ人気エリアなのは言わずもがな。
その中でもひと際賑わう『古澤亭』は、“泡好き”のあいだで人気急上昇中のフランチャコルタと、腕利きシェフの料理を楽しめる一軒だ。
コンパクトな間取りも魅力で、大人たちが濃密な時間が過ごしている。
ガラス越しに漏れ出る“いい時間”を過ごす大人の喧騒
ワイン好きと集う場合でも選択肢に事欠かない目黒だが、いつもと少し趣向を変えつつ、グループの一体感を楽しみたいときに訪れたいのが『古澤亭』だ。
権之助坂の雑多な雰囲気に気を取られていると、つい素通りしてしまいそうになるが、その“間口”の狭さも食べ慣れた大人の心を惹きつけている理由のひとつ。
ガラス窓越しに見えるのは、小さなキッチンとカウンター。
ここで腕を振るう古澤正広さんは、銀座の『アンテプリマ・カーサ クチーナ』などでシェフを務めた実力派。
のちに独立する際、「フランチャコルタをカジュアルに楽しめるバールを」と、たまたま縁があった目黒に自身の店を開いた。
地下1階には最大8名まで入ることのできる個室を完備。
2階は4名までで屋根裏部屋のような空間が。
権之助坂のど真ん中で、フランチャコルタに溺れる幸せ
フランチャコルタとはイタリアで「人生の喜びに満ちている」と表現されるスパークリングワイン。
豊富にそろったラインナップの中からお気に入りを選び、880円均一の小皿料理や名物のアボカドとブッラータチーズ、パスタとともに楽しむのがこの店のスタイルだ。
ドライなタイプから果実味豊かなものまで。気の合う者同士“人生の喜び”を分かち合えば、心満ちるひとときを過ごせるのだ。
皆で今宵の流れを組み立てるそのひとときで、親睦も深まる。
泡に合う絶品料理の数々に、思わず目移り!
「アボカドとブッラータチーズ」1,600円。
にんにくオイルや白バルサミコ、鮎の魚醤などを加えたアボカドペーストにミルキーなブッラータチーズをのせ、上からトリュフを削ったスペシャリテ。
「山椒ミートソース」2,200円。
トマトを使わず、和牛の粗挽き肉で旨みを出した“大人のミートソース・パスタ”。さわやかな辛みが後を引く。
「季節の春巻き」3,200円。
春は桜エビリゾットの春巻きにカラスミを掛けて。下には自家製スイートチリソース付のサラダが。
編集部は見た!『古澤亭』にいるのはこんな大人たち
年齢は40~50代で男女混合のグループも。マスコミやアパレルなどトレンドに敏感な職種の常連が多く、共通の会話はグルメと旅。
フランチャコルタを飲みながら語り合うアクティブな大人たちが集っていた。
■店舗概要
店名:古澤亭
住所:目黒区目黒1-6-12
TEL:080-8556-4236
営業時間:17:00~23:00
定休日:日曜、月曜
席数:カウンター6席、テーブル4席、個室2(最大8名)
※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。
今月の『東京カレンダー』は「目黒」特集。東京に親しんだ大人が向かうべき目黒の人気店を押さえれば、日常のディナーはより充実する!
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