彼の家で、ホテルの領収書を発見…。婚約中の彼が犯した“浮気よりも罪深い”裏切りとは？(1/3)[東京カレンダー

「他に好きな人ができたから」

「浮気したから」「されたから」

男女の別れはそんなに単純じゃない。

付き合う前、付き合った後、結婚前、結婚後…。

さまざまなタイミングで“別れ”のトラップは潜んでいる。

些細な出来事であっても、許せるか、許せないかはその人次第。

パートナーのその言動、あなたなら許す？許さない？

▶前回：愛する彼女の浮気を知って…。たった一度の過ちを許すか、許さないか。男が出した結論は？

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Vol.7 モデル・藤吉彩花（27歳）の場合

田舎で育った彩花は、幼いころから結婚願望が強かった。

単純に子どもが欲しかったのだ。

― 私が4兄弟で育ったから、子どもは4人欲しい。だとしたら1人目は早いほうがいいな。

上京して港区で遊ぶようになっても、結婚への思いは増す一方だった。

だからこそ学生時代から“お試し”のように数々の男を渡り歩き、ついに最高の相手と巡り合い、結婚が決まった。

入籍予定日はまだ先だが、結婚式の日取りは決まっている。

彼の名前は、西浦丈一郎。

4つ年上の31歳で、恵比寿にある飲料メーカーの営業マン。

実家は葉山で比較的裕福。サーフィンを愛しており、地元に昔からの仲間が多い。

「地元仲間」と言っても、その多くが都内で働いている。

丈一郎と付き合った当初から、彩花は、彼の地元仲間との飲み会に参加していた。

― 彼が同性の友達に好かれていることは、すごく良いこと。

彩花はそう信じていた。

だから、あんな裏切りをされるとは思いもよらなかった。