二世お受験物語 Vol.5

「受かったらラッキー」で幼稚園受験にトライするも撃沈。母親には、思い当たる“不合格の理由”があって…

「私、小学校から大学までずっと同じ学校なの」

周囲からうらやまれることの多い、名門一貫校出身者。

彼らは、大人になり子どもを持つと、必ずこんな声をかけられる。

「お子さんも、同じ学校に入れるんでしょう?」「合格間違いなしでいいね」

しかし今、小学校受験は様変わりしている。縁故も、古いしきたりも、もう通用しない。

これは、令和のお受験に挑む二世受験生親子の物語。

親の七光りは、吉か凶か―?

◆これまでのあらすじ
名門一貫校出身の果奈は、息子の翼を小学校から同じ学校に入れたいと考えている。果奈は夫・光弘をつれて幼児教室を見学した。その際光弘が、幼稚園受験の案内を受けたようで…。

▶前回:幼児教室を見学した父親が、3歳の息子の様子を見て感じた、ある違和感とは…


Vol.5 まずは幼稚園受験


10月下旬。

新年少で幼児教室に入った翼も、もうすぐ新年中に進級する。

その前に小学校受験の前哨戦として、幼稚園受験に挑戦する――夫・光弘の提案を、じっくり考えた果奈は「トライしてみる」という結論を出した。

さっそく果奈たちは、準備の大詰めに入っている。

金曜......


この記事へのコメント

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No Name
アンちゃんが合格もらってた事を聞き、聞いてない!とか彩香に置いてけぼりをくらったような気分になったとか、結局果奈も「翼の意思を最優先に」とか言いながら自分の為に受験させてるようにしか思えない。
2023/04/18 05:1843返信2件
🤣🤣🤣🤣
果奈、願書の添削相談会に行く前にパーソナルトレーニングに行ったとか、何か関係ある??
2023/04/18 05:5942
No Name
鉛筆で下書きした後に万年筆でなぞると微妙にインクが出にくかったり、そのあと鉛筆書きを消しゴムで消すと薄くなったりインクがにじんだりするから、止めた方がいいよね。添削した年配の先生にはバレバレだったんだね。
2023/04/18 05:5418返信1件
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