
【未公開カットあり】「コンプレックスを逆手に…」堀田 茜がくじけなかったワケとは?
堀田さんの口調が淀みなく、瞳があまりに澄んでいたので、思わず「食いしん坊なんですね」という言葉が口をついて出た。
それを受けた彼女は朗らかに笑って、次の言葉を継いだ。
「食体験には恵まれてきた方だと思います。
モデルとして参加する撮影現場では、グルメなスタッフさんたちからいろいろな情報を得られますし、海外ロケに行けば、現地のコーディネイターさんがその土地ならではの美味しいレストランをピックアップしてくださる。
『世界の果てまでイッテQ!』では、世界中の都市でさまざまな料理に出合いました。去年、出川(哲朗)さんと一緒に行ったイタリアで食べたパスタは本当に美味しかったですね。
塩、牛乳、チーズ、そしてトリュフを使っただけの、まさに今日のオムレツのようなシンプルなお料理。それでいて素材の美味しさがきちんと生かされていたのが、強く印象に残っています」
「コンプレックスを逆手にとって、自分の強みを追求していきたい」
聞くところによれば、芝居を始めた当初は“モデルあがり”“バラエティあがり”と撮影現場で言われ、悔しい思いを味わったらしい。
だが、彼女は挫けなかった。元来の負けず嫌いな性格に火がつき、いつか見返してやると心を奮い立たせた。
そして、地道に経験を重ねていくうちに、女優という仕事に対して新しい発想も加わったという。
「コンプレックスを逆手にとってみようと。モデルやバラエティでいろいろなお仕事をさせていただいたから、こうしてチャンスをもらえているかもしれない。
別の分野を経験したからこそできる表現もきっとある。自分らしい強みを追求していくのも悪くないのではないか、って」