【未公開カットあり】話題の俳優・鈴鹿央士が語った「東京に染まったな」と思う瞬間とは

「東京は時間の流れが速くて便利すぎるかもしれませんね」


岡山に生まれ、自然があふれる地域で育った鈴鹿さん。

「周りは田んぼばかりで少し歩けば山があって、タヌキや猿が出るようなところ。川も流れていて夜には牛蛙が鳴いていました」と話す彼は、マネージャー曰く、「上京してもそんなに変わっていない」とのこと。

本人に上京後の変化を聞くとこう答えた。

「東京は時間の流れが速いですし、便利すぎるかもしれませんね。いろんなものがあって、困ったらすぐ手に入る。

自分が東京に染まったなと思うことがあって、地方で撮影をしていた時、コンビニが遠いとか、お店が周りにないことを不便と思ってしまったんです。結構歩かないとコンビニもない環境で育ったのに……」

吸い込まれるような瞳で話す。

コロナ禍や仕事の忙しさもあって、東京の外食の楽しさを知ったのはつい最近だ。

「美味しいごはんを頑張る気力にすることをやっと覚え始めて。

今は、店員さんがあまり多くなく、でも素敵な人柄の店員さんとたまに話しながら食事できる場所を見つけたいです。ひとりで行ける焼き鳥屋さんとか知りたいですね」

カニクリームコロッケに添えられていたカニ味噌をつまんで「濃厚~!」とのけぞった後、笑顔を見せた。「このコロッケは10個ぐらい食べたいと思いながら噛み締めました」


「美味しいごはんを活力に変えて、これからも頑張っていきたいです」


たまに先輩が誘ってくれることもある。4年前のクリスマスは千葉雄大さんが町鮨と卓球に連れ出してくれて、同じ事務所の広瀬アリスさんも「ごはん行こう!」と言ってくれるとか。

理想の東京デートについて聞いてみると「プレミアムシートの席で映画を観て、落ち着いた和食屋さんでごはんを食べて帰りたいです」と浮つかない。

鈴鹿さんといえば、広瀬すずさんの主演映画の撮影が通っていた高校で行われ、エキストラとして参加していたところを広瀬さんに見出された。

広瀬さんがマネージャーさんに声をかけてみたらどうかと勧めたため、「恩人です」と話す。

「直接話したわけじゃなく、たまたま横をすれ違うタイミングがあって、その時に目が合って、“おはようございます”みたいになっただけです。

そしたら、撮影が終わる頃に教頭先生に“体育館裏に来てください”と言われ、行ったらその時の現場マネージャーさんがいて名刺をいただきました。体育館裏だったので、変なことやったかな……と思いました」

長身とかわいらしい顔立ちで昔からモテたと思いきや、「全然です。モテるのはバスケ部とかで、僕は目立たず静かにぼ〜っとしていました」と振り返る。

突然のスカウト。そんなウソのような、ドラマのような展開だが、当時、背中を押してくれたのは母親だった。

「母親は“誰にでもあるチャンスじゃないからやってみれば”と言ってくれました。

高校2年生だったので、“東京の大学に行って就活するまでに芸能界を続けたかったら続ける、続けたくなかったら就職すればいいよ”とも言ってくれて、それを聞いて、少し軽い気持ちで東京に来れたのがよかったと思います。

これでしか生きていけないじゃなく、余裕を持って出てきたことがすごくよかったです」

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