マッチングアプリでマッチした人といざ対面!
しかし期待を膨らませて会いに行ってみても、どこか決め手に欠ける――。
そんな苦い思いをしたことがある人も、多いのではないだろうか。
そう、初対面で運命の相手を見極めるのは至難の業なのだ。
今回取材した山本環奈さん(仮名・28歳)も紛れもなくそのうちの1人だったが、マッチした相手との初対面の際、「ある質問」を必ず投げかけていたという。
その結果、年収3,500万円を稼ぐハイスペ男子と見事結婚したというわけだ。
1時間弱の会話で自分にとって譲れない相手の本質を探るため、環奈さんが独自に見いだした質問とは?
具体的なエピソードを交え、その秘策を特別に教えてもらった。
前回の記事はこちら:34歳から本気の婚活。焦りながらも“3つの秘策”で、わずか1年でハイスペ男子と結婚できた理由
彼の年収は3,500万円、ドバイでの新婚生活
『環奈聞いて~。今回のデートも微妙だった…』
山本環奈さんは、リビングソファに腰掛け、物思いにふけっていた。
手にしたスマホ画面には、友人の美奈子さん(仮名・27歳)から届いたメッセージが映し出されている。そこには、未だに彼氏ができない“ぼやき”が綴られていた。
環奈さんと美奈子さんは、同時期に婚活を始めたいわば”戦友”のようなもの。
―― 同じタイミングで、同じ婚活アプリを使い始めた。それなのに今の私は…。
「環奈。新婚旅行どこに行きたいか、決めた?」
不意に声が聞こえた方を振り返ると、仕事部屋にいるはずの夫がいつの間にかアイランドカウンターに立っていた。どうやら、コーヒーを入れようとしているようだ。
「健太、仕事は順調なの?」
「うん。ちょうど一段落ついたところ。それより、何か悩み事?」
「悩み事っていうか…、私、結婚したんだなって、しみじみと考えてたところ」
環奈さんが夫・健太さん(仮名・30歳)と結婚したのは昨年6月のことだ。そして現在、2人は異国の地・ドバイで暮らす。
健太さんが金融系SEの会社を起業するにあたって、法人の設立場所に同都市を選んだのだ。現在、彼の年収は日本円に換算すると3,500万円を超える。
新居となるドバイマリーナの一角にあるタワーマンションの最上階からは、ジュメイラ・ビーチに打ち寄せる、澄んだコバルトブルーの海がどこまでも見渡せた。
「ねえ、それより新婚旅行のことだけど。せっかく3ヶ月も休みをとれるんだから、ヨーロッパを1周なんてどう?」
環奈さんがカウンターにいる健太さんにそう声をかけると、彼も満更でもなさそうだ。
「お、いいね〜」
健太さんは、彼女が行きたいという場所には、必ず連れて行ってくれる。
そんな彼との出会いは他でもない、友人の美奈子さんと一緒に始めた婚活アプリだった。
環奈さんと美奈子さん。2人で一緒にスタートしたはずのアプリ婚活なのに、今や結果は、天と地の差だ。
取材でその要因を探っていくと、目から鱗の、環奈さんの勝利術が見えてきた。
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