エレベーターの扉が開けばすぐに、スタンディングカウンターが広がる。小さなキャンドルの灯りが、ゆったりとした気持ちにさせてくれる。立ち飲みながらボトルを頼んで長居する客が多いのも納得だ
店に立つのは下田さんとソムリエール。昨年度の「ミスワイン」でもある下田さんの本業は外資系メーカーに勤務するOLだが、ナチュールの知識は確かだ
個室チャージなしで利用可能。店内に飾られているアートワークは、世界的な写真家、田原桂一氏の「トルソー」
岩手から取り寄せているという、小さな雪だまのような国産の「ジャージーミルクの白カビチーズ」800円。「チーズ、好きなんです」という七海さんも、「クリーミィでおいしい！」と顔を綻ばせた
隠れ家のような一軒家に足を踏み入れると、ダークブラウンのオーセンティックなカウンターが姿を現す。ソムリエの松田さんと対面で会話ができるカウンターは特等席だが、店内奥には1卓だけテーブル席も
特等席ともいえるカウンター8席のほかに、グループ客には嬉しい4人掛けのテーブルが1卓ある。二瓶さんがワンオペで切り盛りしているからこそ醸し出される、アットホームな雰囲気もたまらない
店内には調理場がなく、おつまみはすべて徒歩30秒の場所にある『エスタシオン』で仕込まれている。大きな一枚板のカウンターを囲んで、シェフと女将、そして客が対等に会話できるラフさが楽しい
シェフの野堀さんと、女将の小西音々さん
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