【トピック2】ここでしか体験できない、独自のおもてなしに魅了される!
2022年も新店が続々と誕生する中、食べ慣れた大人の心をガッチリと掴んでいるのが個性派鮨。
「このネタを食べに行きたかった!」と足を運びたくなる名店をご紹介。無二の鮨体験に、驚きと感動が待っている。
4.“裏口”から入店するカウンター個室に高揚する!
『あじゅう田』@渋谷
奥渋のオーチャード・ロードに構えるこちらの一軒。その裏道に、個室につながる秘密の入り口がある。ひとたび足を踏み入れると、高級感のある空間が外とはまるで別世界を思わせる。
個室で腕を振るう真藤さんは、「すべての教科書を棄て去り、本物の鮨の美味しさを追求した」と話す。
結果、魚を際立たせるための純白のシャリに始まり、独自の視点で選ぶ『やま幸』のまぐろ、『ウエケン』の最上級の穴子や魚など、仕入れ値を顧みないこだわりぬいたネタ選びに行きついた。
裏口から入るカウンター個室は、黒が基調でダウンライトが印象的。まるでバーのような雰囲気だ。最大4名入れるが2名利用も可。
入店から続く圧倒的な特別感は、記憶に残る鮨体験になるはずだ。
5.さまざまな光り物を主軸に、揚げ物も取り入れる自由さに魅了される!
『ヒカリモノ 鮨とツマミ』@六本木
渋谷『食幹』や麻布十番『eatいいと』など、数々の話題店を手掛けてきた佐藤 幹さんがオープンした新業態。おまかせ全18品のコースは、六本木の一等地で、10,000円以下というコスパを実現し話題となっている。
“素材を光らせたい”との思いを込めた店名よろしく、握りは光り物からスタート。硬めに炊いた赤酢の酢飯が、大ぶりなネタの旨みを引き立てる。
合間にアジフライや煮麺など、従来の鮨店ではなかなかお目にかかれないつまみが、テンポよく提供されるのもポイントだ。
清々しい白木のL字型カウンターは、デートにも最適。
佐藤さんを中心としたスタッフのサービスも明るく、肩ひじ張らずに極上のひとときを楽しめる。
6.絶品うにを好きなだけ、贅沢に食べ比べできる!
『みこ寿司』@新橋
新橋駅から歩いて約5分の雑居ビルに潜む鮨店。
メニューは、握りと巻き物のみで、1貫からおこのみで注文できる。今日のネタすべてを味わえる「一通り注文」も人気だ。
破格だから気兼ねなく頼めるが、本まぐろは大間産だったりと、ネタのクオリティは高級店に引けをとらない。
中でも注目は、うに。産地違いで常時5種類以上を用意し、コク深いバフンうに、クリーミーなムラサキうにと、食べ比べができる。
店内はわずか5坪で、効率よく7席を配置。座れば不思議とハマる居心地の良さだ。
大将はフレンドリーな接客ながら、〆さばや煮穴子など、江戸前の仕事はきっちりこなしていて、握りは正統を貫く。
鮨好きが日常で通いたくなる一軒である!