プレゼント。
その包み紙を開けたとき、送り主から相手への想いが明らかになる。
ずっと言えなかった気持ち。意外な想い。黒い感情…。
ラッピングで隠された、誰かの想い。
そこにあるのは、プレゼントなのか。それとも、パンドラの箱なのか──。
▶前回:独身仲間だった親友に、先を越された夜。結婚報告を受けた女が自覚した、誰にも言えない想い
会社のトイレで、由美は個室から出るタイミングを失っていた。
「由美さんってなんで結婚してないんだろうね?」
「ね、美人だし性格いいし、仕事もできるし」
化粧台の前では20代の後輩たちが、由美がいまだ未婚であるということをいじっている最中。
「実は性格にかなり難あり......
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この記事へのコメント
全体的に価値観の古さは感じたけれど、でも良い話だった!
誰よりも娘を思い…気にかけるお父さんの気持ちが伝わってきて泣けた。 きっと近い内に広くて素敵な書斎をプレゼントできるね。
小説家とか、女優やトップモデル、シンガー等々の夢を叶えられるのはほんの一握りだし、努力すればするだけ結果が現れるものでもないから諦め時を見極めるのが難しいのかも🥺
これ本当にいいお父さんで、いつでも帰る場所があるからこそ、その安心感でがむしゃらに頑張れたのだよね。感動的なお話!