【未公開カットあり】窪田正孝が日本酒を片手に語る、“食の楽しみ方”とは?


食も芝居も、足し算でなく、引き算が今のテーマです


結婚を機に“食を楽しむ”ことに目覚め、奥様や食通の友人と、外食に出かける機会が増えたそうだ。

特に印象深かった店を聞いたところ、実に港区らしいお店での思い出を語ってくれた。

「友人が西麻布の『81』の永島健志さんと友達で、誕生日のサプライズで連れて行ってくれたんです。

空間から料理から、何もかも度肝を抜かれましたね。料理が美味しいのはもちろんですけど、店主の発想がアーティストだし、体験そのものがアート。

『森と海とそれぞれの食材をどこそれと分けているのは人間だけであって、その敷居はこの地球にはない』という話に衝撃を受けて。僕も食べるものには気を遣っていたので、非常に感銘を受けました」

自宅では塩、水、米にこだわり、発酵食による“腸活”も実践。

「食の原点に立ち返ってみたら、自分の体質の変化が感じられて面白い」と話す。

そうした思考は、役者という仕事にもいい影響をもたらしている。

「これまで演じる際、いろんなものを足すことをしてきました。それで高低差を出すと言いますか。

でも、それってある意味楽なんですよね。今は、いかに足さず、むしろ引き算をして役を演じることを心がけるようになりました。

そこにいるだけで人は存在しているから、変に足すことや空間を埋めようという思考は無くなってきました」

現在34歳。さまざまな経験を経て、思考はより本質的になったという。

役者として、ますます円熟味を増してきた窪田さんの演技に、今後も一層注目していきたい。

【撮影風景の裏側を公開!】

【後編】 12/18に公開!
■窪田正孝さんの胃袋を掴んだ、青山で話題の鮨店
■【WEB限定】編集部は見た!窪田さんの撮影当日の裏話


■プロフィール
窪田正孝 1988年生まれ、神奈川県出身。2006年に俳優デビュー。2012年公開『ふがいない僕は空を見た』などでヨコハマ映画祭最優秀新人賞、高崎映画祭最優秀助演男優賞を受賞。2020年にはNHK連続テレビ小説『エール』で主演。公開中の映画『ある男』ではストーリーの軸になる「ある男」を演じる

■衣装
コート 123,420円〈イザベル マラン オム/イザベル マラン www.isabelmarant.com/jp〉、ニット 33,000円〈ウェルノード/アルファ PR TEL:03-5413-3546〉、パンツ 58,300円〈オーバーコート/大丸製作所3 info@overcoatnyc.com〉、その他スタイリスト私物


▶このほか:【未公開カットあり】ありのままの松下洸平が魅せる、色っぽい大人の男の生き様



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東カレに語ってくれた、上映中の最新作『ある男』の見どころとは?

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