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  • 一流バーテンダーが提案。芳醇な香りと上品な甘みを愉しめる「バーボン」カクテルとは?

    『Bar Liquid Ruby』のバーテンダーと共に探る、日本独自のバー文化

    『Bar Liquid Ruby』のバーテンダー、向山直孝氏


    続いて訪れたのは、バーボン専門店『Bar Liquid Ruby』(バー リキッド ルビー)。

    バーテンダーでありオーナーである向山直孝(むかいやま・なおたか)氏は、陸上自衛官だったという興味深い経歴を持つ。

    初めて飲んだ10年熟成のラフロイグに衝撃を受け、ウイスキーの“沼”へ。

    入隊当時からバーホッピングを趣味とし、退官したのちにバーの世界へ足を踏み入れ、ウイスキー専門の「Bar Hermit」で5年に渡り店長を務めるなど経験を積み、2019年に自身の店をオープンした。

    向山氏が感じる『ウッドフォードリザーブ』の魅力は、3度の蒸溜により高められた芳香とコク、そして、他のお酒や素材を混ぜてもしっかりと残る個性だという。

    夕刻となり、闇に包まれつつある新宿。

    ニダール氏はポケットチーフの折り方を先ほどまでの「パフ」から「クラッシュ」へ。

    どうやら、時間の変化とともに日本のバー文化を楽しむ趣向のようだ。


    カウンター越しにニダール氏の前に出されたのは、日本文化を感じさせる陶器のグラスに入れられた、向山氏オリジナルの「ローカル・ファッションド」。

    グリルドオニオンをインフューズした『ウッドフォードリザーブ』をベースに、とうもろこし茶、自家製しいたけシロップ、そして、自家製ほうじ茶とチョコレートビターズをミックスしたものを加え、ほのかにオレンジピールで風味を付けたのち、ピックで添えたマシュマロを焦がす。

    マシュマロにはあらかじめメープルシロップが垂らしてあるという。

    奥行きのある甘さとコクが、オールドファッションドの味わいを深めるのだ。

    すがすがしいオレンジの香りに、スモーキーな甘みをプラスすることで向山氏が表現したのは、故郷・北海道の大自然だ。

    向山:20歳のときに、北海道・富良野から東京に出てきました。

    僕にとっての原風景である北海道をカクテルで表現するために、旬の玉ねぎを炒めて『ウッドフォードリザーブ』に漬け込みました。

    芯のあるバーボンだからこそ成り立つカクテルです。


    スピークイージー(禁酒法時代の米国の潜り酒場)に着想を得たという向山氏のバーは、最低限の明かりを灯すのみ。

    向山:この暗さにより、お酒の香りや温度、味わいに意識が向かいやすくなります。五感を研ぎ澄ませてお酒を楽しんでもらいたい、その思いからあえて店内を暗くしています。

    ニダール:とてもインクレディブルなバーですね。このような『お酒と真摯に向き合う』『バーテンダーと親密に語りあえる』といった文化は、日本ならではのもので、とても興味深いです。私はとても気に入りました。

    欧米では、お酒はワイワイ楽しむものなので、まったく同じバーを海外で作れるか?と言われたら難しいかもしれませんが、何軒かでいいので出来たらうれしいですね。

    少し質問させてください。コロナ禍を経て、日本のバーに何か変化はありましたか。

    向山:ここ10年くらいで目立つのは、サステイナブルなカクテルづくりが意識されるようになってきた気がしますね。

    ニダール:国際的にゼロウエストのサステイナビリティは主流になっています。ただ、もともと日本は廃棄が出にくい文化ですよね?

    向山:“もったいない”の文化は確かにありますね。

    ニダール:そのあたりも、とても日本らしいですね。

    向山:僕からも質問をいいですか? ウッドフォードリザーブを最もおいしくいただく飲み方は、オールドファッションドだと思いますか?

    ニダール:そうですね。オールドファッションドの一番おいしい飲み方が『ウッドフォードリザーブ』を使うことだ、という答えが正しいかもしれません。

    ――バーボンを愛する二人の会話は、暗闇の中、途切れることなく続いた。


    日本ならではの“おもてなし”が、世界のバーの意識を変える日がくる


    「私が考える優れたバーテンダー、かっこいいバーテンダーというのは“体験”を提供する存在です。

    この体験には、店の雰囲気はもちろん、会話、つくるお酒などすべてが含まれます。

    ゲストが何を求めているのか、店に入ってきた瞬間に判断することができる、それが優れたバーテンダーだと思っています。

    日本のバーには優れたバーテンダーが多く、かつ、おもてなしの文化により、上質なサービスを提供している。

    この文化が世界に広がれば、バーという存在そのものを高めることができるかもしれません」

    初めて訪れた日本で、欧米にはない日本らしさ、日本人らしさに触れたニダール氏は、そう語った。

    ブランドアドボカシーディレクターとして『ウッドフォードリザーブ』を盛り上げ、学びの場や方法を提供し、フレンドシップやパートナーシップを広げていくことを目的とするニダール氏。

    彼が今回の日本探訪で得たものが、いつか、世界基準になる日がくるかもしれない。

    『ウッドフォードリザーブ』のオールドファッションドを、日本のバーで…。


    コロナ禍が一段落し、世界との交流が再開した日本にとって、この冬は記念すべき季節でもある。

    大切な人との時間を。

    そして、大切にしたい一人の時間を。

    『ウッドフォードリザーブ』で作るオールドファッションドで、満たしてみてはいかがだろうか。

    「Brown-Forman社Woodford Reserve公式サイト」https://www.woodfordreserve.com/

    【SHOP DATA】

    Bar Vie Lembranca

    店名:バー ヴィ レンブランサ
    営業時間:【月、水~土】16:30(17:00~の場合あり)~24:00(L.O.23:00)/【日】16:30~23:00(L.O.22:00)
    定休日:不定休、火曜(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/29~1/3)
    住所:東京都港区南青山2-8-2 南青山サマリヤマンション1F
    電話:03‐6804‐3013

    Bar Liquid Ruby

    店名:バー リキッド ルビー
    営業時間:18:00~27:00
    定休日:日曜
    住所:東京都新宿区西新宿7-1-4 ゼンコウビル3F
    電話:03-6908-6664


    Photos/Kayoko Ueda,Text/Megumi Waguri

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