世界で人気のスタンダードカクテル「オールド・ファッションド」。
このカクテルのベースとして、欧米のバーテンダーに圧倒的に支持されているバーボンがある。
その名は、『ウッドフォードリザーブ』。
今回、『ウッドフォードリザーブ』のブランドオーナーであるBrown-Forman社で、アドボカシーディレクターを務めるニダール・ラミニ氏が初来日した。
来日の目的の一つは、日本のバー文化の視察とのこと。
その視察に同行させてもらった。
華やかにしてエレガント。『ウッドフォードリザーブ』は艶のある大人のためのバーボン
まずは『ウッドフォードリザーブ』について語りたい。
クラフトジン、クラフトビールと同様に、小規模生産ゆえに希少性が高く高品質なバーボンを「クラフトバーボン」と呼び、その中でも一定以上の価格帯で発売されるものを「スーパープレミアムバーボン」と呼ぶ。
そうしたスーパープレミアムバーボンの中でも世界的に注目を集め、愛されているのが『ウッドフォードリザーブ』だ。
18世紀に誕生したこのバーボンは、ケンタッキー州最古の蒸溜所の一つでつくられるスモールバッチバーボンで、昔ならではの伝統製法を貫いている。
仕込み水は、天然のライムストーンウォーター(石灰石でろ過された水)を使用し、保温性に優れるフロリダ酸のサイプレス(糸杉)でできた木桶で発酵させる。
最大の特長は、バーボンで唯一の「ポットスチル」で3度の蒸溜を行うことだ。
自家製オーク樽を用い、石灰岩のブロックを積み上げた独自の貯蔵庫で、時間をかけて熟成を重ねる。
手間暇、そしてバーボンへの情熱を惜しみなく注ぐことで、並外れてまろやかな味わいと、『ウッドフォードリザーブ』ならではの優しい風味が生まれるのだ。
また、『ウッドフォードリザーブ』は、“香りの飲み物”とも呼ばれるカクテル、「オールドファッションド」のベースに使用されることが多い一本だ。
その理由は、香りを邪魔せず、ビターズや甘味を入れでもバランスを壊すことなく、飲み飽きない、ポテンシャルの高いバーボンだから。
この『ウッドフォードリザーブ』の魅力を日本に伝えるために来日した、ニダール・ラミニ氏。
彼は、最初の目的地であるバーへ到着した模様。
日本のバーは彼の目にどう映るのだろうか?