ファッションからインテリア、人気ヘアサロン、インターナショナルダイニングまでさまざまなジャンルの人気店が一堂にそろうAo〈アオ〉。
その名のとおり、夜になると幻想的な蒼いLEDのライトアップで青山通りにそびえる。
そんな青山のランドマークAo〈アオ〉ではこの冬、渾身のひと皿とともに、人気店のシェフたちが大人たちを出迎えている。
◆
※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。
料理には必ず作り手が存在するもの。そのこだわりに触れるべく“シェフに会いに行く”夜があってもいい。
今回は、青山デートを盛り上げる肉のスペシャリテが楽しめる2軒をご紹介する。
見目麗しいビジュアルに、誰もがはっと心を掴まれる
『TWO ROOMS GRILL | BAR』の「蝦夷鹿のサーロイン」
「テクニックを見せびらかすような料理は、エレガントだとは思わない。僕は食材の魅力をシンプルに活かしながら、食べる人の舌と心に残る。そんなひと皿を目指しています」。
そう話すのは、『TWO ROOMS GRILL | BAR』のシェフを務めるマシュー・クラブ氏だ。
そんなシェフの真骨頂ともいえる今冬のスペシャリテが、「おまかせコース」(12,500円〜/サ別)の一品、「蝦夷鹿のサーロイン」。
肉の断面を彩るザクロ、ビーツのソース、そしてマイクロハーブのアマランサス。食材が奏でる“天然の赤”のグラデーションに加え、鹿肉がもたらすしっとりと滑らかな口当たりが幸せな余韻を残す。
この冬のスペシャリテをはじめ、彼が作り出す料理は前菜からメインまで、いずれも極めてシンプル。 それは、日本の食材に精通し、確かな技術と丁寧な仕事への自信があるからにほかならない。
ひと皿がもたらす冬の感動は、大切な人と共有してほしい。
-Chef's Profile-
“日本の素晴らしい食材をシンプルに。本来の魅力を引き出すことが僕の使命です”
シェフ
マシュー・クラブさん(52)
1970年生まれ、オーストラリア出身。イギリス、アメリカ、メキシコなど、世界の星付きレストランで腕を磨き、2001年に来日。
「パークハイアット 東京」にある人気店『ニューヨーク グリル』料理長、ハイアットリージェンシー京都 総料理長を経て、2009年独立。
Q1 料理人を目指したきっかけは?
幼い頃からよく母と台所に立っていました。とても楽しかった経験が原点にあります。
Q2 尊敬するシェフは?
食材へのリスペクトがあり、シンプルでエレガントな料理を生み出せる人を尊敬します。
Q3 休日はどう過ごしてる?
スカッシュ、水泳、自転車ほか、体を動かしています。映画鑑賞も好きです。
Q4 正直、一番好きな食べ物は?
刺身。インドカレー。中目黒『シリ バラジ』のチキンチェティナードゥは絶品!
Q5 店の定番メニューのオススメNo.1は?
毎週訪れる店の常連さんの名前を冠した「ケンズ マッスルサラダ」5,650円。フレッシュな野菜と鶏肉のバランスが抜群です。