役者として一躍ブレイクを果たし、アーティスト活動も本格化している松下洸平さん。
常に進化し、活躍を続けている彼には、現在を形づくるまでにさまざまな「分岐点」があったそう。
今回は、そんな人生のターニングポイントを探り、演技と音楽のふたつの点を結ぶ想いに迫った!
松下さんのインタビューと撮りおろしカットを、今日と30日(日)の2回に渡ってお届けします!
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35歳を迎えた松下洸平が考える、大人の分岐点
初めて、東京カレンダーに登場した時のテーマは、“下積み時代を支えた、「思い出の場所」”。25歳の頃に住んでいたという二子玉川にある、行きつけのお店で撮影を行った。
当時、世間では“遅咲きのブレイク”とも言われて注目され始めた頃だったが、その後は引く手あまたの俳優として、第一線に立ち続けている。
「撮影時のことは、すごくよく覚えています。朝ドラ『スカーレット』の八郎役のイメージが強かった頃で、ネクタイを締めてスーツをビシッみたいな姿をお見せする機会も少なかったんです。
だから僕自身も緊張した撮影でしたし、すごい必死でカッコつけようとしたのですが、なかなかつかなくて……。結局ありのままの自分になっちゃっていたな、って(笑)」