港区今昔物語 Vol.8

港区女子に憧れを抱き、実家を飛び出して男に寄生してきた女。10年後、その末路は…。

今となっては昔のことですが、港区に沙羅という女が生息していました。

「今夜、食事会あるんだけどどう?」と言われれば飛び入り参加して、必死に“彼氏候補”を探したものでした。

ある日、ようやく彼氏ができて食事会に行かなくなりましたが、その彼にも…。

残念に思って2年半ぶりに港区へ近寄ってみると、そこには以前と全く別の世界が広がっていたのです。

▶︎前回:結婚に焦り、7歳下の彼を狙おうとする憐れな33歳女。男には4年も付き合っている彼女がいて…


「沙羅、彼氏と別れたんだって?だから言ったじゃない。ちゃんと働いて自立しなさいって」

1ヶ月ぶりに立ち寄った実家。狭いキッチンに立って料理している母の小言を聞き流しながら、私はぼんやりと考え込んでいた。

東京生まれ、東京育ちの私。必然的に学生時代まで、私はずっとここで暮ら......


この記事へのコメント

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No Name
沙羅、住む場所はもうどこでもいいと思うなら、台東区の実家に帰って飲食店を手伝ってたらいいよ! 陽太さんはいい人そうだけど。
2022/09/26 05:2997返信4件
No Name
もうお食事会の事は頭からなくした方がいいよ。笑 逐一お食事会お食事会って。
2022/09/26 05:3075返信2件
No Name
陽太さんいい感じ! だけど、仕事がすごく忙しいとかなのか、彼女いない歴4年が気になった。あと沙羅の仕事聞いてたけど、この人いわゆるインフルエンサーしかやってないけど、陽太的に大丈夫なのか?
2022/09/26 05:3548返信2件
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