客室で過ごす、熱いひととき
劇団四季とのコラボで実現した『オペラ座の怪人』コンセプトルーム。
劇団四季の美術スタッフと制作した舞台装飾的ヘッドボード、『ハンニバル』の額入りポスターなど、随所に物語の世界観を感じさせる。
渡辺さんは「もじもじします」と、当初緊張していた。
客室は、怪人が恋をする歌姫、クリスティーヌの楽屋という設定。
室内を暗くすると洗面所の鏡に怪人の仮面「ファントムマスク」が浮かびあがる仕掛けもある。『オペラ座の怪人』で歌われる名曲『The Mirror(Angel of Music)』にかけた演出だ。
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『シェフズ・シアター』でデート
長谷川さんは、『シェフズ・シアター』にて撮影を行った。
こちらは“シェフの劇場”という名のとおり、まるで舞台を観劇するようなストーリーとともにフレンチを提供するレストランだ。
『オズの魔法使い』をテーマにしたコースを食べて、しばし沈黙。
「初めての料理ばかりで感想がとても難しい。唯一言えるのは、エビがプリプリ(笑)」と振り返る。それでも、想像力を働かせて美女と会話。
ストーリー展開のある個性派プランは、やはり男女を和ませるのだ。
サービスのスタッフが料理の説明をした直後に、「これって何ですか?」と美女に聞く長谷川さん。
「説明を忘れたわけじゃなくて、つい興奮してなぜか彼女に質問しちゃったの!」と弁明。口に入れると美味しさで目をぱちくりさせていた。
長谷川さんの撮影を見た渡辺さんは、「おじいちゃんが孫に東京を案内してもらった日ですね」と、目を細めてコメント。
『オズの魔法使い』のシーンが蘇る料理が続く。
後半にドロシーが気球で帰るシーンは、ローストした仔羊に気球を模ったレンズ豆のコロッケを添え、白い野菜のピュレで雲を再現。
北海道出身の長谷川さんは仔羊を食べ「懐かしさと優しさを感じます」と微笑んだ。