カネの雨が降った後に見えるのはみんなが笑い、語らい合う姿
オカダさんは決め台詞「○○にカネの雨が降るぞ〜!」で熱狂を巻き起こす選手。○○は何でも応用でき、結婚式では「幸せの雨が降るぞ〜!」なんて言うこともあるそう。
試合では「新日本プロレス」や「東京ドーム」などが入り、“レインメーカー”として自身がプロレスを盛り上げる心意気を込める。
では、“カネの雨”が降った後に見える景色は?
「みんなの幸せじゃないですかね。好きなプロレスにお金を払って観に来てくれているわけですから、僕たちはしっかりとそれに見合う闘いをして、楽しんでもらう。
そうしたら、試合だけで終わりたくない、帰りたくないとなり、お店に入ってお酒を飲みながら、今日の試合はああだった、こうだったと語り合う。あいつの方が強かったともめたりもするかもしれない(笑)。
それでも、人と語り合ってこそのプロレス。今のコロナ禍を思えばなおさら、そういう時間が幸せだなと思います」
結果的に飲食や地方にもカネの雨が降る好循環。新日本プロレス50周年の今年は、特に土砂降りにしたい。
本音を言うと、そこにいてほしいのは、創設者・アントニオ猪木さんだ。
「50周年であれば、やっぱりまたリングに上がってもらえたらなと思いますし、元気な御大になって来てくれたらうれしいです。
もちろん体調が一番で、50周年というのは僕たちの都合なので無理は言えません。ただ、新日本プロレスは猪木さんが建てた家だと思うので、いつでも戻ってきてほしいです。
何世代も続いたこの家で、気長に待ちます。その日まで、しっかりプロレスを盛り上げます!」
生粋のプロレスファンであり、現役最強レスラーのオカダ・カズチカのモチベーションは揺るがない。根底にある感情は、とてもピュアだ。
「プロレスって、あんなに痛いのにめちゃめちゃ楽しいですからね(笑)」
歴史の重みと新時代の軽やかさが融合する男は、次の50年を見据え、これからも熱く闘っていく。
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■プロフィール
オカダ・カズチカ 1987年生まれ、愛知県出身。15歳でウルティモ・ドラゴンが校長を務める闘龍門に入門。2007年に新日本プロレスに移籍。2012年のIWGPヘビー級王座戴冠以降、破竹の勢いで数々の栄冠に輝く。著書『「リング」に立つための基本作法』(幻冬舎)が好評発売中。
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