今秋のリニューアルオープンが早くも楽しみでならないのが、レストラン『ロオジエ』。言わずと知れた銀座の名店だ。その『ロオジエ』を、一流店へと育て上げた立役者であり、現在は『資生堂パーラー』のエグゼクティブプロデューサーを務めるジャック・ボリー氏が手がける、チャーミングなカフェ・レストランが伊勢丹新宿店本館にお目見えした。
まずオーダーすべきは「パティスリーワゴン」に乗って、うやうやしく登場する美しきデセールの数々。パリッとしたシュー皮の食感が見事なパリ・ブレストや、ラム酒の効いたサヴァランetc.、9~10種ある中から2種類のチョイスで2300円、3種類なら3200円。 “胃に覚えアリ”なら「全部頂くわ♥」という手も!?
またデセールに加え、ボリー氏が厨房で腕をふるっていた時代の『ロオジエ』を彷彿とさせる料理を味わえるのも、素晴らしい。
左の、彩りの美しさと端正なソースの味わいにうっとりとしてしまう「オマール海老のメドレー」や、「鴨フォアグラのソテー 野菜のリゾット」など、クラシックな技法が息づく料理は満足度大。
ボリー氏のプライベートな空間にお招きを受けた気分で、少しドレスアップして訪れたい場所だ。
小石原はるかの 「偏愛スケジュール」
一度ハマると歯止めの利かない“偏愛系ライター”が行く
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