「1人でも多くの患者を救いたい」
自分も感染するかもしれない、そんな極度の緊張のなかで疲労する体を支えるのは、金でも名誉でもなく、使命感だ。
新型コロナという、目に見えない脅威の最前線で闘う医師の姿はメディアを通して伝えられ、今も脳裏に焼き付いているという人は多いのではないか。
それは何も大人だけに限らない。医師の奮闘ぶりを、素直にカッコいいと思った子どもも多い。
我が子がある日、突然「将来は医者になりたい」と言い出しても不思議はないだろう。
そんなとき親の立場である、あなたならどうするだろうか。
今回のテーマは知っているようで知らない、医師を目指す子の育て方だ。
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教育熱心な子育て世代100人にアンケート!一番効果があった英語教育方法とは
▽INDEX
1. 医者になるためには、長い道のりが待っている
2. 医者一族が実践する、我が子を医師に育てるフローチャート
3. 浪人してトップクラスの医学部か、それとも妥協か
4. 我が子を立派な医者に育てるため、学歴以上に必要なこと
医者になるためには、長い道のりが待っている
医師という職業は、毎年恒例となっている多くの「将来なりたい職業ランキング」でもトップ10の常連だ。
「親が子どもに就かせたい職業ランキング」でいえば、トップ5に入るだろう。
しかし、なりたい人が誰でもなれるわけではない。
医師になるためには以下のようなステップを踏む必要がある。
ご覧のように実習やら研修・試験を繰り返し、医師になるまでには長い道のりがあるわけだが…。
そもそも医師になるためには、医学部のある大学に入学できなければ、話は始まらない。
そして最初の難関である「大学をどこにするのか」「国立大学を目指すのか、それとも私立大学も視野に入れるのか」で、それまでの進路は大きく変わるという。
そう語るのは、都内の一般病院に医師として勤務し、4歳の娘の母親でもある河上香苗さん(仮名、34歳)だ。
河上さんは、父親をはじめ親族に医師の多い家系で、彼女の夫もまた医師として都内の大学病院に勤務する。
そんな彼女曰く、トップクラスの医学部や医科大学に合格する人には、国立か私立かで、それぞれに一定の進路パターンがあるという。
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この記事へのコメント
医学部合格者が増えてるみたい