「辛っ…でも旨いっ!」体の芯からアツくなれる、“辛旨鍋”の決定版11選!

6.『卜傳 銀座店』のプデチゲ

艶やかな空間でメインを飾るのは、韓国伝統の旨辛大衆鍋!

「プデチゲ」2,360円(2人前)。麺に味が良くしみ込むように、少し時間をかけてしっかり煮込むと美味しさが増す。韓国の唐辛子数種類を合わせて作った自家製のヤンニョムジャンがスープの旨みを引き立てる


華やかな銀座コリドー街の一角にある『卜傳 銀座店』

黒を基調としたインテリアに、大きなシャンデリアがきらめく艶やかな空間がいかにも銀座らしい。本店は岡山にあり、およそ40年前に韓国家庭料理の店としてスタートした。

店主は何度も韓国へ足を運び、美味しいと評判の店に通い詰めたという。

肉から染み出したエキスが、絶品スープを仕上げる


「プデチゲの発症は戦後の貧しい時代。栄養を取るために米軍の残り物のスパムやソーセージなどの肉類を料理に使ったのが始まり、といわれています。庶民が生きるための試行錯誤が詰まった鍋です」と歴史的背景まで勉強し尽くしている。

だからこそ、ここ『卜傳』の「プデチゲ」はクオリティが高いのだ。

ベースには豚骨スープを使い、煮込むほどにスパムやソーセージ、さまざまな野菜の出汁が溶け出していく。

その極上の旨みを吸った麺が最高で、自家製ヤンニョムジャンのジワジワとくる辛さもやみつきに。

汗をかきながらも、最後の一滴までスープを飲み干したくなるのだ。

鍋のお供は、新鮮なワタリガニでさっぱりと!


当日の朝、生きたまま店へ届く新鮮なワタリガニを使用した「カンジャンケジャン」。

半日程度、特製の醤油ベースのタレに漬けている。鮮度がいいので身は甘く瑞々しく、特製のさっぱりしたタレとよく合う。

1g 18円。1杯約300g前後。※要予約。


頭上に輝く大きなシャンデリアが目を引く。天井まで届くワインセラーや壁際のボックスシートなど、韓国料理店としては異色のゴージャスなインテリア。

左手には広いオープンキッチンがあり、調理風景も眺められる。

店主に聞いた推しの〆
~韓国風焼きめしのポックンパ~


「最初から麺が入っているので最後はごはんで〆るのが鉄板です」。

残ったスープでポックンパという焼き飯を作ってくれる。岩海苔の塩気がいい。

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