現代アートの聖地として名高い直島をはじめとする美しい島々を擁する備讃瀬戸。
そこは大人の好奇心を刺激する旅先であり、いい宿にもこと欠かない。
いちおしは港町に立つアクセス抜群の最新ホテルだ。
圧倒的な非日常を求めて「瀬戸内」に開眼する
3年に一度開催される「瀬戸内国際芸術祭」の次回は来年の4月。
その舞台となる瀬戸内の島々は、絶景の宝庫でもあり、グランピングやヨット、釣り、温泉まで多様な楽しみ方ができる大人の遊び場だ。
アートで有名な直島や小豆島の他にも、志々島や真鍋島といったあまり知られていない神秘的な自然に溢れる島々も海に点在する。
瀬戸内でのアイランドホッピングは、旅人に非日常を与えてくれる鮮烈な体験なのだ。
そんな島旅の拠点としておすすめするのが、昨年7月にオープンした「UNO HOTEL」。
島々への玄関口となる宇野港から徒歩5分という絶好のロケーションに立ち、アットホームなカジュアルさと贅沢な空間を併せもつライフスタイルホテルである。
食事は瀬戸内の新鮮な魚介を生かしたディナーコースが人気で、地元で腕を磨いたシェフの料理を肩肘張らずに楽しめる雰囲気も魅力。
写真は3面裁ち落としの窓から気持ちいい光の入る「コーナースイート」(54㎡)。部屋と別に22㎡もの広さのバルコニーもあり、デッキチェアで寛ぐ時間が気持ちいい。
客室は全室ナチュラルモダンをベースに、瀬戸内海や岡山のデニムを連想させる青を刺し色とした洒脱な造りとなっている。
ホテルすぐ横の桟橋からは1日1組限定でチャーターできるヨットが出航する。ヨットから眺める瀬戸内の島々や夕陽は何にも代えがたい思い出となるはずだ。
ヨットを貸し切ってのサンセットクルーズもここならではのオプション。
宿泊者は1艇貸切3時間30,000円(最大10名、2022年3月末迄)とクルーズとしては手頃なので気軽に楽しめる。
ホテルから徒歩1分のところには温泉施設「瀬戸内温泉たまの湯」もあり、温泉も満喫できる。
広大な露天風呂は、圧巻の眺望が自慢だ。
同じ桟橋から、大小合わせて1,000以上ある島々をホッピングするのも醍醐味だ。ホテル宿泊者限定のオプションや割引も豊富なので、2泊以上の旅で満喫するのが大正解。
貸切の無人島へグランピングに行くこともできて、前泊や後泊すれば島旅がいっそう充実する。
お勧めは、1島まるごと貸切で宿泊できる無人島「KUJIRA-JIMA」。
宇野港から船で30分の島で、ビーチでのBBQや出張シェフのコースディナーの用意もある。日帰りも可能。
キャンプ、グランピング、コテージの3つの宿泊プランがあり、写真は4名まで泊まれるコテージのリビング。
薪ストーブが置かれ、冬の夜を贅沢に過ごすことができる。一棟123,000円〜。
■施設概要
施設名:UNO HOTEL
住所:岡山県玉野市築港1-1-12
TEL:0863-33-0551
部屋数:56室
料金:「CORNER SUITE」2名1室1泊 60,500円~
URL:https://uno-hotel.com
『瀬戸内レストランBLUNO』
TEL:0863-33-0606