―30歳―
それは多くの人にとって、これからの生き方を意識する節目の歳。
職業・アイドルの柏木由紀さんも、今年30歳。
入院という激動の体験をした今年、“今だからこそ思うこと”を聞いてみた。
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柏木由紀さんのインタビューを、今日と12/3(金)の2日に渡ってお届け!2ページ目の動画も必見!
ストイックな柏木由紀の外食事情
撮影中、シャンパンで乾杯するデートについて聞いみた。するとこんな答えが返ってきた。
「憧れますね。そういう絵に描いたようなデート、してみたいです。普段は、ザ・庶民的なものが好きでひとり1万円以上するお店は滅多に行かないです」
たまのご馳走といったら鮨と焼肉の2択。今年は写真集を撮り終えた際『焼肉チャンピオン』へ行き、自身の誕生日は母と『鮨 日本橋 鰤門』で過ごした。普段は高級店に縁遠いが、ごく稀に行く時は、靴とバッグはきちんとしたものを選ぶようにするとか。
お酒の経験はこれから。
「私、人生で初めて飲んだお酒はシャンパンなんです」
そう話すが、それも篠田麻里子さんが他のメンバーとの合同誕生会で用意してくれたもので、以来飲む機会はほぼない。
そもそも10~20代を多忙に過ごし、外食の時間は限られていた。だからこそ、今後はゆっくりレストランを楽しみたいと思っている。
「30代に入って一番お金をかけたいのは食事かもしれない。今はある程度、時間にも余裕があります。ごはんに合うお酒を飲んでいる大人を格好いいと思っていて、私もそういう飲み方をするのが夢です」
30歳を迎えた今年は、アイドルとしても激動だった。
単独での活動が増えるなかで難病が発覚。手術から3ヶ月後の9月末には、AKB48の1年半ぶりのシングル『根も葉もRumor』がリリースされた。
“30代アイドル”の新境地と覚悟
アイドルとして働く自分の隣で、周りの30歳の変化も増えてきた。
「それこそAKBを卒業したメンバーが、同じ歳でも結婚したり子どもを産んだりしているのを見ると、そのメンバーがとても輝いて見えるんですよ。そういう人生もいいなと。
でも一方で、30代までAKBにいた人がいないから、その先陣を切りたいとも思います。
30歳になって、どちらも凄く考えるようになりましたね。どっちって決められなくて難しい。決めないまま両方できたらいいんですけど、大変かもと考えたり。
究極、アイドルは自分がやりたいと言えば続けることは可能だけど、人の役に立てるか、求められているかを見極めるのも大切と感じています」