
「女性を口説くなら…」中島健人がスイートルームで魅せた“男の色気”
だが、そのキャラクターに、行き詰まりを感じたこともあったという。
「今となっては、自分の代名詞になってくれたけど、迷った時期はあって。ファンに対して“リア恋の相手”、みたいな見せ方でやってきたけれど、歯止めがきかなくなってきちゃって。
甘い言葉もどこまでがフィクションなのか、自分でもわからなくなった(苦笑)」
その言葉が示すものは至る所で感じた。
それはシガーバーでの撮影時のこと。ヘアを直しに入ったメイクさんに、「ごめんね」と気遣う言葉を頻繁にかけているのを見た時だ。
それだけではない。サッとドアを引いたり、取材しやすいようレコーダー側へと体を傾けたり。
ほんの短い時間の中でも、中島さんのさり気ない気遣いを随所に感じる瞬間がたくさんあったからだ。
“リア恋の王子様”は、撮影をしていない場所でも確かに、いた。
「ウイスキーの香りに想いを乗せて口説くのもいいよね」
シガーバーでのシューティングの一幕。
「色気って、出そうと思っても出せないもの。でも、夜の色気は別。香水やシガー、ウイスキーの香りに自分の想いを乗せて漂わせる。そんな口説き方があってもいいよね。
でも、もしキスするタイミングがあるなら、タバコのフレーバーはおすすめしないけれど(笑)」
そんなセリフも飛び出していた。
中島さんが思う“セクシーのその先”とは?
最後に、中島さんの考える“セクシーのその先”について、聞いてみた。
「まぁ、なんだかんだ20代後半って、悩ましい時期なんですよね(笑)。正直、全然うまくいかないこともあるんです。仕事もプライベートも。
でも葛藤や苦悩が、結果として男としての色気につながったら、いいよね。悲しい思いをしている方がセクシーさもより滲み出ると思うし。
そこに香水やウイスキー、シガーとか、身に纏った香りが幾重にも重なって、男の色気って醸成するんだと思う。
セクシーのその先はまだつかめていないけど、男として確かな色気は纏いたいな」
そう言って席を立った彼の残り香は、スパイシーでウッディ、そしてセンシャルな香りがした。まるでそれが答えだと言わんばかりに。
最後まで、セクシーな余韻を残して。
中島健人さんが訪れたのは「セルリアンタワー東急ホテル」
眺望が自慢の37階のスイートルームは数々の撮影が行われており、室内を観覧できるプラン2名 40,000円~も大人気だとか。
隠れ家感のあるバーと、開放的な客室のシチュエーションを中島さんも楽しんでいた。
■プロフィール
中島健人 1994年、東京都生まれ。小学6年生でジャニーズに興味を持ち、自ら履歴書を送る。中学3年生で入所し、半年後にはドラマ出演。ジュニア時代から多くのファンを獲得し、2011年、Sexy ZoneとしてCDデビュー。現在は俳優としても活躍中。愛称は“ケンティー”
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