「片思い中の彼女をカウンターで口説いたら…」人気芸人・シソンヌの切ない恋物語

じろうさんは「彼女からずっと凄くいい匂いがして」と言っていたが、のちにヘアメイクがつけた自身の整髪料の匂いと判明。ともあれ距離が近いカウンターは、相手の匂いも対面より感じられるはず


【L字って……】
気負わない店で狙うべき「角」が、絶妙な距離感を生む特等席に


「インスタ見てます」

思わぬ美女からの言葉に、「あんな、どうしようもないものを…」と照れるじろうさん。L字のメリットを聞くと、こんな答えが。

「膝がぶつかるとか。でも、故意にやるほどのスキルを僕は持っていないです」

I字よりも目が合う席となり、美女を直視するのを照れていたじろうさんは、彼女の鼻を見る作戦で半対面のポジションを乗り切った。

「横並び(I字)の方が目のやり場に困らないかもしれないです」

じろうさんのコメントから考えると、シャイな人は、初デートでは視線を外しやすいI字型をおススメしたい。

そして何度かデートを重ねて慣れてきたらL字型に挑戦。しっかり目を見て話すことで、自信がある男のオーラを醸し出そう。

いつもと違う姿を見て、彼女もあなたを見直すかも!?

大人気コント師・シソンヌが、〝恋の始まり〟について考える


撮影した美女との間柄をじろうさんに聞くと、5秒ほど考えて浮かんだストーリーを教えてくれた。

「僕が一方的に口説いている相手で、いつも美味しいものをご馳走してるのに上手くいかない。それが5年続いてるけど、10〜20年の長い目で見てるので焦りません。

今日のカウンターでのデートで少し進展しましたが、この後、彼女は一度結婚します」

ひたすら待つ恋と知って写真を見ると感慨深い。なお、長谷川さんはその恋のライバルとして現れた中国の大富豪とか。

ビジュアルとしてはふたりとも十分洒落ているが、少々心残りもあると話す。


じろう:今日は恥ずかしさが勝っちゃったので、もう1回チャンスをいただきたい。綺麗な方に直視されて僕はたじたじでした。

長谷川:そう、美人がくるとどうもね。美人は僕らのこと下にみるだろって感情が染みついてる。

じろう:イケメンの格好いいやつって、自分に自信があるんですよ。結局、堂々としている男がモテる。

東京カレンダー:堂々としている男の特徴とは?

長谷川:まあ、堂々とキザなことするには、ある意味イタくならないと無理じゃない?

じろう:そもそも、キザなことをイタいって捉えている僕らの考え方がダメなのかもな。僕らができないだけで、キザなのはいいことなんだよ。

「キザなこと」で盛り上がる2人に、小誌おなじみの”夜景が見える”レストランデートについて聞いてみたが、それもまったくなじみがないとのこと。


だが実は過去に、ふたりで夜景を見た忘れられない日があるらしい。長谷川さんが懐かしげに話してくれた。

「まだコンビを組む前、あの憑依型に僕が惚れたんです。

でも違う相方がいたから”僕らでやったほうがいいかもね”と、はっきり告白するんじゃなくて、ぼやっと好きという感じで伝えたら、向こうも”確かにね”と。

その後お互い別々のコンビで出たM-1が天王洲の劇場であって帰りのモノレールで一緒になったんです。

その日、じろうがネタをやりたいようにできてなくて、これ傷ついてるなと気づいて、車窓から綺麗な夜景を見ながら”どうする?組む?”と聞きました。そしたら”うん”と言ったんです。

僕、あいつのこと、夜景で落としていました」

今でこそ大人気コンビとなったシソンヌにも、悩んでいた日々があった。夜景という艶やかなシチュエーションのもと”一緒になり”、現在の姿がある。

鍵となった日の光景がいまも鮮明にあるのなら、そういった要素は不可欠かつ大事なものだといえるはず。

長谷川「俺の方がタイプだって、さっき言ってたんだよ!」
じろう「彼女は俺のインスタ、フォローしてんだぞ!」


今回でいうところの、カウンター選びもそのひとつだと小誌は考える。

こうしたシチュエーションやちょっとした雰囲気づくりが、大人の恋愛が動き出す要因となっているのだ。

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