カウンターの目の前で香りが漂う「牛鍋」がたまらない!味噌のコク広がる逸品!

赤坂の雑居ビルの2階にある隠れ家。インターフォンを鳴らして入ると、店内には漆黒の空間が広がる。

ここは、肉好きたちが足繁く通う和牛専門店『磨匠ながやま』だ。

ライブ感溢れるカウンター越しに、塊肉を磨く手さばき、肉を焼く音、香りを堪能できる。

五感で楽しむことができる話題のコースを紹介しよう。



※緊急事態宣言中の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。

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「磨師」が華麗に捌いた厳選部位に仕上げの味噌ダレで、さらなる風味を


店主の永山俊志さんは、20年以上和牛と関わるプロ中のプロ。

全国から厳選した黒毛和牛の塊肉から、余分な筋や脂を取り除いて捌く「磨き」の達人で、カウンターからはその様子を間近に見ることができる。

リブロースなら、これまで「1万2,000本は磨いた」そうで、塊の上に乗るカブリ、中心部分のリブ芯、それを覆うマキ、下部のゲタ、と見る見るうちに部位ごとに切り分けていく。

そして、鉄鍋をゲストの前に設置。聴覚をこれでもかと刺激するのが「和牛の牛鍋」。


磨いたばかりの希少部位のマキを約2cmの厚切りにカットして、鉄鍋で音を立てて焼いていく。

そして、割下に続き「割下だけでは粘度がないのでなじまず、マキの強い旨みにも負けるから味噌を使います」と、特製味噌をジュッと溶かし込んだ。

肉を焼き始めるところから聴覚は刺激されるが、出汁と特製味噌を入れた瞬間、興奮は最高潮に達する。

特製味噌は赤味噌ベースに生姜が効いていて、濃厚だがキレがある。そして、たっぷりのネギに脂をしっかり吸わせたら仕上げ。

その得も言われぬ臨場感に思わず喉が鳴る。


「ミノ刺しのてっさ」。

刺身は必ず提供するが、この日はミノを薄造りに。ゼラチン質のアキレスをふぐの皮に見立てた逸品だ。


「味噌カツ丼」は牛鍋を食べた後の〆。

白飯に味噌と肉の旨みが染みた割下を混ぜ、特製味噌ソースを纏ったゲタのカツが食欲をそそられる。

料理はすべてコース(22,000円)より。


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黒を基調とした店内で、ステンレスのカウンターが存在感を放つ。

和牛の魅力を探究するキッチンラボのようで、食べ始める前からワクワクが止まらない。


カウンターのステンレスは「キッチンと一体化させるために選んだ」マテリアル。

キッチンの一角で食べているような錯覚を起こすのはそのためで、この上ないライブ感が味わえる。



美味しいものには音にも見た目にも意味がある。そんな事実を気づかせてくれる『磨匠ながやま』。

カウンター越しからの「磨き」のショーに、心奪われるひとときを体験してみては?


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