男と女の答えあわせ【A】 Vol.76

「2人で会うのは、ちょっと無理…」女が交際寸前だった男を突然拒否した理由

A2:女友達が面倒。その子の嫌がらせが止まらなかったから。


近所ということもあり、頻繁に会うようになっていた私たち。俊介が突然連絡をくれることもあったし、私の飼っている犬の散歩に一緒に行くこともあった。

「この子、本当に可愛いね。何歳だっけ?」
「可愛いでしょ〜?もうすぐ5歳だよ」

愛犬であるショコラと一緒に、夕暮れ時の麻布十番を散歩する。ただ、それだけだった。

手もつながないし、男女の関係に進んだことなんて、もちろんない。

「しゅん君は?犬は飼わないの?」
「僕のマンション、ペット禁止だからね。動物は大好きなんだけど」

ワンちゃんOKのカフェで休憩しながら、他愛もない会話をする。

「美奈子ちゃん、今日の夜の予定は?」
「私は今夜何もないよ。しゅん君は?」
「僕も。じゃあせっかくだし、ご飯でも行かない?」
「うん、いいね」

— 本当に、しゅん君っていい人だな。

そう思っていたし、ゆっくりと関係を進めていければいいなと考えていた。だがそんな最中、急に横やりを入れられたのだ。


「ねぇ、俊介のこともてあそぶのやめてくれない?」

俊介と遊び始めて2ヶ月くらい経った頃。突然、莉央から呼び出されたのだ。

「え?どういうこと??」

最初は、意味がわからなかった。だが話を聞いているうちに、莉央が、私が俊介と仲良くしているのが気に食わないことだけは理解できた。

「俊介は、もともと“私の”友達なんだけど。付き合う気もないのに、そうやって私の大事な友達をもてあそぶの、やめてほしいんだけど?」
「もてあそんではいないよ!?」
「美奈子が男好きなのは知っている。けれど、私の友達にまで色目を使うのはやめてくれない?」

返す言葉が見つからなかった。

たしかに俊介の好意を知りながらも、関係性をあやふやにしつつ遊んでいた私も悪かったのかもしれない。

でも私は32歳、俊介は34歳。(ちなみに莉央は、39歳)。いい大人なんだし、お互い独身。正直、「莉央は関係なくない?」と思ってしまう。

呆れて言い返せず、私はすぐにその場を立ち去った。

そして同時に、“面倒くさい”という気持ちでいっぱいになったのだ。

「あのさ、しゅん君って彼女とか作る気はないの?ほら、莉央とか周りに女友達も多いわけだし…」
「彼女!?作る気満々だよ!?」

探りを入れてみても、莉央から俊介には何も言っていないようだ。

「そういう美奈子ちゃんは?」
「私も彼氏は欲しいけど、今じゃないかなぁ」
「美奈子ちゃん、モテるしね」
「そんなことないよ。しゅん君のほうこそ。それに実際、こうしてしゅん君と2人で会っているのをよく思わない人もいるだろうし。私、男好きってよく言われるしさ」
「そうなの?」

だから私は、決意をした。

「しゅん君、申し訳ないんだけど、2人でこうやって会うのはやめにしない?」

近所にあるお蕎麦屋さんでそう切り出すと、彼は目をまん丸にして驚いている。

俊介は、悪くない。彼は何もしていない。

だが周囲のことを考えると、面倒過ぎる。

もし仮に、今後俊介と交際することになっても、莉央が小姑のようにつきまとってきそうだ。

仮に私が俊介のことがすごく好きで「今すぐ付き合いたい!」というほどの思いがあれば、また違ったのかもしれない。

でも今すぐにどうこうしたいという気持ちも湧いてこないし、とにかく俊介と遊んでいると背後に女友達の顔が浮かんでくる。

ー いい人なんだけど、周囲が煩わしいなぁ…。


男女ともに、嫉妬深い友達とは距離を置くことをオススメする。

本人の知らない間に、関係を壊すクラッシャーは一定数存在するから。


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