ヒントは“ちらし寿司”!既視感なきイタリアンとビールのマリアージュが斬新
『リストランテクロディーノ』
2010年に惜しまれつつ閉店した、フィレンツェに本店を構える最高級イタリアン『エノテカ・ピンキオーリ東京』。そこでシェフソムリエとして従事した黒田敬介さんが、『ピンキオーリ』のシェフ・丸山孝一さんを引き連れて独立。一流の味とサービスをカジュアルに愉しめる、『リストランテクロディーノ』を銀座にオープンした。
「お客様の8割がリピーター」という同店。客たちを虜にするのがクラシカルなイタリアンを踏襲しつつも、既視感のないメニューへの探究心から生まれる料理の数々だ。
丸山シェフが「ビールとちらし寿司の相性の良さがヒント」と話す「米と野菜のサラダ魚介 サラミとチーズ添え」は、まさにそれを体現した逸品。イタリアでポピュラーな米のサラダを、米酢で締めたシンコや小肌、カツオなどを合わせてちらし寿司風にアレンジ。サラミやプロヴォーラチーズといった最高のビールのつまみも合わさり、多重奏で濃密な味わいの「マスターズドリーム」¥1,100が料理をふくよかに内包してくれる。
また、「トマトを噛んだ後に残る、鼻から抜ける香りがビールに似ている」と感じた体験から誕生した「ピーチのパスタ 焼きなすとピエンノロトマト」も必食。
モチモチ食感の手打ちのピーチの下に忍ばせた、焼きなすのピューレの香ばしさとビールの焙煎香が寄り添い極上の美味しさを奏でる。
料理はもちろんのこと、目配り、距離感、サーブのタイミング、熟練のサービスマンによる心地よいホスピタリティが行き届いているのも、リピーターが多い所以である。いつ誰と訪れても間違いのない、失敗できないディナーにリストアップしておきたい名店だ。
■店舗概要
住所:中央区銀座3-4-17 銀座オプティカ6F
TEL:03-5579-9815
営業時間
【月〜木】
ディナー:18:00~23:30 (LO.21:30)
【金・土・祝】
ランチ:11:30~15:30(L.O.14:00)
定休日:第1・第3月曜、日曜
URL:http://kurodino.com/ginza
美食家の文化人も寵愛した、老舗自慢の江戸前鰻でしっぽり大人な夜を
『駒形前川 新丸ビル店』
江戸時代に創業し約220年続く、老舗鰻料理店『駒形前川』。浅草駒形にある本店は、作家の池波正太郎や音楽家の山田耕作など、多くの文化人たちに愛されたことでも知られている。新丸ビル店は初の支店となる。
「前川」の代名詞といえば、「坂東太郎」である。特別養殖鰻の名称で、天然に限りなく近い鰻と評される逸品だ。弾力のある締まった肉質は天然鰻さながら。旨み成分であるアスパラギン酸の含有量は、天然鰻を上回る。上品な甘みの脂が口の中でぱっと広がり、スッと消えていくあっさりとした後味が特長だ。
創業から継ぎ足される秘伝のタレは、砂糖は使わず、鰻の脂で自然な甘さが足されたスッキリと丸みのある味わい。そのタレを纏った「坂東太郎」の深い旨みは、まさに口福そのもの。そんな極上の鰻には、その存在感にも負けない特別なビールが相応しい。鰻の香ばしさとすこぶる相性のいい「マスターズドリーム」¥950の芳醇な旨みとやわらかな苦味が、贅沢な余韻にうっとり浸らせてくれる。
「前川」のもう一つの名物が、「肝焼き」である。1本に鰻10匹前後の肝を惜しげなく使用した、希少かつ絶品の一品。肝のほろ苦さとビールの相性は言わずもがな。至極のペアリングを名店で堪能する、ワンランク上の大人の愉しみを体験できる。数量限定で入荷がない時もあるため、運よく出会えたら必ず頼むべし。
利根川で鰻が泳ぐ風景を想起させる壁の意匠や、落ち着きを放つ和モダンな空間はデートにも打ってつけ。丸の内の都会的な夜景を傍に、老舗の味に舌鼓を打つ粋なディナーを満喫して。
【店舗概要】
住所:千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング 5F
TEL:03-3211-7017
営業時間
【月~土】
ランチ:11:00~15:30(L.O.14:45)
ディナー:17:00~23:00(L.O.21:30)
【日・祝】
ランチ:11:00~15:30(L.O.14:45)
ディナー:17:00~22:00(L.O.21:00)
定休日:無休(ビル休館日に準ずる)
URL:https://www.unagi-maekawa.com/shop/shinmaru/
【問い合わせ先】
マスターズドリーム ブランドサイト
URL:https://www.suntory.co.jp/beer/thepremiummalts/mastersdream/
サントリーお客様センター
URL:https://www.suntory.co.jp/customer/
ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転