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今やどの国にもある国民食!? 中国、インド、タイ、韓国料理 Vol.6

ショウリン

松林

柔らかな蒸し豚を
オンマのキムチと味わう

右.ポッサム¥2,480 韓方で蒸し上げる豚肉は、臭みがなく、柔らかい。けっこう分厚いので食べごたえ満点。「ごま油と塩のほかに、アミの塩辛をつけて食べるのがおすすめ」とヒョンギ 左上.「 このキムチがまじマシッソヨ!」 左下.右から、大根のカクテキ、きゅうりのオイキムチ、白菜のペチュキムチ。盛り合わせ¥780はすべて社長キムさんが漬けたもの。野菜は日本産だが、味わいの基本となるコチュ(唐辛子)やアミの塩辛は韓国産

보쌈【 ポッサム 】

次なる店は、みすじ通の中ほど、ビルの2階。隣には「PC방(バン)」と書かれた、24時間営業の韓国式インターネットカフェ。店に入ると、K‐POPアイドルのポスターや民俗絵画などが飾られ、まるで韓国。オーナーのキムさんは3年前に来日したばかり。

日本式にアレンジされていない韓国家庭料理がメニューに並ぶ。「私が一から漬けたのよ」と話すキム社長のキムチは、ヒョンギ絶賛。以前、接待で訪れた際にこのキムチに出合い、以後常連に。

で、キムチと一緒に食べるなら豚肉ということで、オーダーはポッサム。韓方とともに蒸した豚肉とキムチをゆでた白菜で包んで食べる一皿だ。「『ポッサム』とは韓国語で、『風呂敷状のもので包む』という意味」。韓国では専門店も多く、一杯やりながらつつくことも。

発酵したキムチと豚肉の甘さを、これまた発酵酒のマッコリで流し込むとチェゴヤ(最高だ)!なのだが、ヒョンギはまずはごま油と塩のタレにつけて豚肉だけを味わう。「豚肉の甘さとか柔らかさがダイレクトにわかるからね。キムチと食べるのはその後。で、最後に白菜で包んだら、3回美味しいよ」

今やどの国にもある国民食!? 中国、インド、タイ、韓国料理

世界のどこに行っても、お目にかかれるこのこれらの国の料理。 日本で食べられる本場の味を案内しよう。

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