夜風が最高に気持ちいい季節!名店に潜むムード満点なテラス席4選

グルメならば、きっと知っているだろう東京屈指の名店たち。だけど、あの有名店の片隅にあったテラス席はきっとノーマークだったはず!

今回はそんな名店に潜む、ムードたっぷりなテラス席をご紹介しよう。



※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。

東京カレンダーアプリのプレミアム会員になれば、雑誌の最新号を電子書籍で今すぐお読みいただけます。アプリのダウンロードはこちらから。


1.渋谷2丁目を美食エリアにした、イタリアンの絶品メニューは軒先で
『トラットリア シチリアーナ・ドンチッチョ』

オリーブの木の隙間からほどよく道路が見えて、流れるクルマのテールランプがムードを上げる。ひさしがあるので雨が降っても問題なし


美食エリアとして知られる渋谷2丁目。その立役者といえばシチリア料理の名店『トラットリア シチリアーナ・ドンチッチョ』だ。

オープンは15年前。その当時、石川 勉シェフはテラスのある開放的な物件を探していた。

「イタリアの軒先のイメージで、気楽に楽しく食べられる場所を」と、現地で修業したシェフならではの嗜好で見つけたのがこの場所。

テラスは青学西門前の通りに面し、店の前を歩けばオリーブの木ごしに陽気で明るいムードが伝わってくる。


シェフが供する“おつまみパスタ”を、ビール片手にいただく幸せ

仕上げに塩漬けにして熟成させたチーズを削り、バジルをのせる。トマトの香りが食欲を誘う「ノルマ風パスタ」2,300円は、「ザ・プレミアム・モルツ」900円に合わせたい


この店では、どのテーブルも不思議なほどに会話が弾む。

夏のテラス席は夜風の気持ちよさでさらに開放的になり、スペシャリテの「ノルマ風パスタ」と「ザ・プレミアム・モルツ」を合わせれば気分は右肩上がり。

トマトソースをまとったもちもちのペンネが、揚げ茄子と塩気の強いリコッタサラータを味方に、ビール欲をどんどん刺激。塩気を流す、冷えた苦き液体がたまらない。

ひと口つまんでひと口飲み、ささいな会話で笑いあえば、もうそこはラテンの夏なのだ。


エビやイカと4~5種の野菜、ひよこ豆のパネッレがのった「本日のフリットミストの盛り合わせ」2,800円。

イタリアの海塩とレモンで食べると食材そのものの香りが引き立つ。


『レストラン検索』のご利用はこちら>>


19歳で料理の道に入り、23歳でイタリア修業へ。シチリア島などで3年を過ごした後、2000年に『トラットリア ダ トンマズィーノ』にて独立。

2006年に『トラットリア シチリアーナ・ドンチッチョ』を開店。モツのサンドイッチとビールの組み合わせが好き。

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo