2021.05.23
明日、世界がおわるなら Vol.12輝かしい経歴に、人も羨むようなステータス。そして、安定した恋の相手。
「完璧」に彩られた人生を、決して踏み外すことなく、まっすぐに歩いてきた。
…彼と出会うまでは。
地位もない。名誉もない。高収入でもない。
自由以外に何も持たない男とどうしようもなく激しい恋をした時、迷う女は、平坦な道と困難な道の、どちらの道を選ぶのか。
もし、明日が世界のおわりの日だとしたら─
◆これまでのあらすじ
一通の手紙で、真衣と塁の激しい恋は終わりを告げ2年。真衣は、直人と結婚し幸せな家庭を築いている。一方の塁は…
▶前回:夫の帰宅が遅い夜。新婚の妻が自宅で1人、楽しむためにこっそり取り出したモノとは
―2021年3月14日―
3月14日、ホワイトデー。
閉店後の片づけをしていると、カランとベルが鳴った。その音は、2年前の激動の出来事の始まりを思い起させる。
けれど、目をやった先にいたのは真衣ではない、直美だ。
「なんだ、直美か」
「なんだって、何よ。それが恩人に対して言う言葉?」
「......
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No Name
お互い好き同士で一緒になっても、別れたり終わりを迎えてる人はたくさんいるよね。
先のことなんて置いておいて、好きなら一緒になっても良かったんじゃないのかな。
先のことなんて置いておいて、好きなら一緒になっても良かったんじゃないのかな。
No Name
直人と直美、血縁関係とかそういうのないなら、わざわざ名前の漢字を被らせないで欲しかった。
最後まで実は兄妹とか色々疑ったけど、関係無かったんかーって。
最後まで実は兄妹とか色々疑ったけど、関係無かったんかーって。
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