飴色に輝く赤身のヅケが旨い…。大人デートにぴったりの、お忍び感漂う赤坂の名店

静寂に包まれた空間で、旨い酒と肴を心ゆくまで味わう。

大人だけに許された、贅沢だ。

そんなときに知っておきたい鮨店がある。赤坂の喧騒から、たった3分で絶好のお忍び感が叶う『すし晴』

他にはない握りが楽しめる名店を、ぜひ紹介したい。



※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。皆様の「行きたい店リスト」に加えていただければ幸いです。

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賑やかな赤坂の夜とは一線を画す、静寂の空間


華やかな街・赤坂でも、メインの通りから少し外れるだけで一気に静かな住宅街となる。

「赤坂Bizタワー」前を通る賑やかな一ツ木通りから、円通寺坂へと抜ける道は、『月居赤坂店』や『さ行』などの名店が並ぶエリア。

通りの喧騒を一切感じさせない静けさがある。


ここにひっそりと店を構えるのが『すし晴』だ。

店前には行灯が灯り、暖簾をくぐると、半地下に続く5段ほどの階段がお目見え。そこを降りていくと、ゆったりとしたカウンターが現れる。


9席とは思えないゆったりしたカウンター。「2時間以上座るのでリラックスしていただきたくて」と店主の佐藤さんは語る。

並んでいるのはラウンジにあるような、体をすっぽり包むひじかけ付きの大きな椅子。青山にある工房に特注したという。

リラックス空間でいただくのは、つまみ7~8品に握りが12貫で構成される、おまかせコース。

そのコースの一部を紹介しよう。

旨さを追求し、独自に進化した握りとつまみ


出汁を含ませた子持ち昆布に薄めのパン粉を付けて揚げた名物メニュー。

噛みしめると出汁と魚卵の旨みがじんわりと交差して、激しく日本酒を呼ぶ。


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戻し貝柱を握った「煮ホタテ」。

乾物の濃厚なほたての旨みと生のような食感を同時に味わえるように考えた独創的な握りだ。アクセントにツメを塗る。


赤身の「ヅケの握り」。

まぐろを塊で漬けず、握る直前に切りつけてからサッと漬ける、平漬けと呼ばれる手法を用いている。

「やま幸」から仕入れる極上のまぐろを使うため、赤身も濃厚な旨みを持っているのだ。

ゴマは一度煎って、香ばしさを出して、ちょこんとのせる。新しい組み合わせだが、抜群に合う。



胃腸をととのえるシジミ出汁から始まり、握りの合間には、焼き物、揚げ物など、日本酒を楽しむための料理が繰り出される。

店主の佐藤治彦さんは鮨へのアプローチも柔軟で自由闊達。まぐろに煎ったゴマを加えたり、江戸時代の古い仕事からインスピレーションを受けた「煮ほたて」を出してみたりと、他にはない握りが多数。

「美味しく食べてもらいたい一心です」と常に工夫を続ける姿勢に、リピーターが絶えないことも頷ける。


食事をひきたてる、出身地・宮城の日本酒をそろえている。

その日によって銘柄は変わるが7~8種類を用意し、つまみや握りに合わせて出す。

大人だけが足を踏み入れることを許された静寂の空間で、心ゆくまで旨い酒と肴を堪能する。

こんな店を知っておくことが、私たちの日常に大切な彩りを添えてくれるのだ。

【Price】おまかせ 16,500円
【Reservation】1~2週間前
*予約は店への電話のみで受付。電話は13:00~17:00が繋がりやすい。週末から埋まっていく。おまかせは、そのボリュームもまた評判。

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