「最長4日かかりました」ずん・飯尾が美女を前に語った、“失恋時に行う儀式”とは

ある時気づいたんです。次へ進むために想いを伝えるのって、実は自分勝手だって


「俺より魅力ある人いるよなあと、フラれた場所から歩いて帰るという儀式があって。

鎌倉でフラれた時は、3泊4日野宿しながら帰りました。やっと多摩川を渡ったと思ったら、まだひとつ手前の鶴見川で。神奈川って大きいなと学んだ恋でした。

二子玉川から5時間かけて帰った時は、夜中の3時に到着してもうヘトヘト。でも人間やっぱね、いい睡眠取ったらスッキリするんです」

幾度もの失恋の儀式を繰り返し、新たな恋へと切り替えてきた飯尾さん。

そんなある時、後輩からの一言で“大事なコト”に気づかされたという。

「35歳になってやっと、自分の気持ちを切り替えるための告白が、エゴだと気づいたんです。

ある日、俺とウド(鈴木)が昔から凄くモテる後輩に、〝いいよな〞なんて言ったら、〝断るほうが告白より100倍労力いる〞と返されました。

それを聞き、無理と知ってても次にいくために告白して、いままで女性に気を遣わせて申し訳なかったと思って」


そんな学びを経て、飯尾さんはステキな女性と出会い11年交際。一度は破局するものの、復縁を飛ばして電撃プロポーズし、8年前に結婚した。

面白いと言ってくれる先輩と同期のおかげで、何とか粘ってこれた


「芸人になりたいって親に言った時、30までやって芽がでなかったら諦めてよって約束があって。

でも、俺がずんを組んだのが32の時で、家族親戚は、やっぱりテレビに出てないと心配する。あんな思いをさせて、30過ぎても好きなこと続けるのは、勝手な人間だなと思いましたね。

それでも、関根 勤さんやキャイ〜ンとか一線級にいる人がたまに〝飯尾、本当に面白いな〞と笑ってくれて、俺まだいけるのかなと思っちゃいました。

いまもスベルこともあるんですけどね。そしたらチワワの歩幅で帰っていきます」

その面白さに気づく人が年々増えて、アラフィフでブレイク。CMやドラマの役柄もあって、世間ではほのぼの癒し系と思う人も多いだろう。

しかし、本人はとても男気があって、時に眼光鋭く、理知的だ。そんな一番ズルいギャップに、やっぱりモテるんじゃ、と勘ぐってしまう。

取材陣がそう思っているのはつゆ知らず、飯尾さんはその場にいた一人ひとりに〝ぺっこり45度〞お辞儀をして、銀座を去っていったのだった。

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■プロフィール
飯尾和樹 1968年生まれ、東京都出身。1991年に芸人デビュー。2000年に相方のやすと「ずん」を結成。出演は多数あり、フジテレビの『ノンストップ』(平日9:55~)では木曜に料理コーナーを担当。好きなお菓子は「たけのこの里」

■衣装
[飯尾さん]ジャケット 59,000円〈チルコロ 1901/トヨダトレーディング プレスルーム TEL:03-5350-5567〉、カットソー 7,900円〈ヴィンス〉、シューズ 113,000円〈サントーニ/ともにリエート TEL:03-5413-5333〉、パンツ 24,000円〈デザインワークス〉、チーフ 6,800円〈アトリエ エフアンドビー/ともにデザインワークス 銀座 TEL:03-3573-6210〉、メガネ 44,000円〈アイヴァン 7285/アイヴァン 7285 トウキョウ TEL:03-03-3409-7285〉、時計 648,000円〈ジャガー・ルクルト/ジャガー・ルクルト TEL:0120-79-1833〉

[女性]ブラウス 66,000円〈アスペジ/トヨダトレーディング プレスルーム〉、カーディガン 20,000円〈ソブ/フィルム TEL:03-5413-4141〉、スカート 49,000円〈ミラ・ショーン/コロネット TEL:03-5216-6515〉、バッグ 36,000円〈ジャンニ キアリーニ/ジャンニ キアリーニ 銀座店 TEL:03-3573-7600〉、ピアス 186,200円、リング 220,000円、ネックレス 140,000円、ブレスレット 250,000円〈すべてベルシオラ TEL:0800-300-3336〉

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