ジャニーズ・SixTONESのジェシーが、1時間かけて東カレに語ってくれたこと

2020年、ビール業界を騒がせた出来事のうちのひとつが、『ブルックリン・ブルワリー』。

世界初のフラッグシップショップの上陸だろう。そのスタイリッシュさに、ビール好きは歓喜した。

その味を堪能していただきながらインタビューをすべく、2020年に輝いた男を同店へお連れした。

その男とは・・・

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NY発の最先端ビアバーは、最高に洒落ていた

黒いTシャツに黒いブルゾン、シルバーブルーの髪。180cmを優に超える抜群のスタイルからして規格外のオーラを放って現れた男。

彼の名はジェシー。2020年1月に発売されたデビューシングル『Imitation Rain/D.D.』は初日で約77万枚を突破、ジャニーズ事務所が満を持して送り出した6人組グループ、SixTONESのメンバーだ。

彼を誘い出したのは、『ブルックリン・ブルワリー』初の旗艦店として2020年にオープンした、最先端のビアバー『B』。

まず、ジェシーさんの喉を潤したのは、店の看板とも言えるクラフトビール。

「香りがよくて、鼻に抜けてく感じが最高！」

ニューヨークに誕生し、世界中のクラフトビールファンを熱狂させている『ブルックリン・ブルワリー』、その初の旗艦店として『B』がオープンしたのは、2020年2月。

日本初登場の直輸入ビールもそろえ、最先端のビールカルチャーを発信。日本橋・兜町という立地もまた、感度の高い大人たちの間で話題となった。

100㎡を優に超える空間の中で目を引くロングカウンターの向こうには、スタイリッシュなヴィンテージボトルがずらりと並ぶ。その〝アテ〞としてオーダー必須なのは、バリエーション豊富なタコスだ。

「ビールといえば、枝豆、梅水晶、餃子って思ってたけど、タコスもありだね。パクチーがいい感じで効いてて、うんまっ！」

そう言って、ジェシーさんは、またゴクリ。

ビール好きなら一度は訪れたい新・聖地だ。

喉を潤してもらったところで早速、ジェシーさんが考える、次世代アイドルのあるべき姿を聞いてみた。

オレ、なにも期待したくないんで

その出で立ち、振る舞い、オーラ。見た目だけで言えば、間違いなく〝アイドル〞そのもの、だろう。

だが、インタビュー中のジェシーさんは真逆だった。

彼が話すエピソードには必ずどこかに笑いがあって、現場を大いに和ませる。本人も「ふざけているのが好き」と言うが、じっくり話してみると真面目で繊細な人だとも伝わってくる。

ジャニーズ事務所に入所して14年。早くて1〜2年、遅くて4〜5年でデビューと言われる同所において、10年以上の下積みを経て、2020年1月にデビュー。

ようやく表舞台に立てたと思った途端、コロナ禍という予期せぬ形で出鼻を挫かれた。だが本人は飄々と話す。

「俺、期待しないんで、何にも。そっちの方が楽だから。仕事でもなんでも。だから今回のコロナで予定していたことが色々飛んでも何とも思わない。

だってこの世界、目の前にあった仕事が別の人に流れていくなんてことも当たり前にあるしね。期待しすぎても結果が散々だったら、より落ち込むでしょ。だから、デビューが決まっても〝よっしゃ！〞という感覚はなかった」

24歳。アイドルのデビュー年齢とすると、かなり遅咲きなのかもしれない。だが、この仕事で食べていくという意識は小学生の頃からあったという。

名刺代わりの何かが欲しい

錚々たる先輩を擁するジャニーズ事務所の最先端に今、彼はいる。

目まぐるしく変わる時代とともに、この先のアイドルはどうなっていくのか。

「普通のアイドルではいたくない、っていうのは確か。キラキラな王道の感じとか、それは先輩たちが作ってきたから。俺たちは違う方法でいかないと。SNSやYouTubeはジュニアの期間が長かったからできたことだから、デビューが遅くていまは良かったと思ってる。とはいえ、先輩たちがやってきたこも、とひと通りはやりたいよね。

ドームツアー、ゴールデンの冠番組……。SixTONESとしての知名度をもっと上げること。まずはそれだよね。 名刺代わりの何かが欲しい」

取材後、SixTONESが紅白歌合戦に初出場することが発表された。

本物のスターだけが競演することができる舞台で、彼らがどんなパフォーマンスを見せるのか。期待せずにはいられない。

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