男と女の怪談~25歳以下閲覧禁止~ Vol.8

見破るのは不可能。「エリートだけど隠れモラハラ男」が狙う女の哀しい共通点とは?

男と女の、珠玉のラブストーリー。

秋の夜長、「その先」のことを語りましょうか。

この物語の主人公、あなたの知り合いだと気づいても、
どうか、素知らぬフリをして―。

▶前回:なぜか夫が私の行動を把握してる…?背徳の美人妻が感じた、優しい夫への違和感


第8夜「運の悪い女」


結婚して、最初に「あれ?」と感じたのは、一緒に車でららぽーと豊洲に行ったとき。

併設のAOKIに寄り、車だからと美味しいジャムやお酒も買い込んで、大きな袋3つ分にもなった。

当然2つは夫である大介君が持ってくれて、重いひとつは私が、と思っていたのに、なぜか彼はすたすたと何も持たずに歩き始めた。

「あ、ちょっと待って…」

私は慌てて3つの大袋を無理矢理つかみ、手がちぎれそうになりながら大介君の広い背中を追う。

当然すぐに振り返り、失態に気づいて「ごめんごめん、秋乃、手痛いだろ?」と持ってくれることを期待した。

しかし実際には、彼はチラリと振り返ったものの、さっさと手ぶらで駐車場に向かったのだ。

―すごく重いとは、思わなかったのかも…?

私は驚きながらも、まだ新婚1か月、夫を悪く思うことを反射的に回避した。

しかし、一事が万事、という先人の教えは本当だった。それは真綿で首を絞められるような結婚生活の始まりにすぎなかった。

【男と女の怪談~25歳以下閲覧禁止~】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo