「一人のひとと、生涯添い遂げたい」。結婚した男女であれば、皆がそう願うはずだ。
しかし現実とは残酷なもので、離婚する夫婦は世の中にごまんといる。だが人生でどんな経験をしたとしても、それを傷とするのかバネとするのかは、その人次第。
たかが離婚、されど離婚。
結婚という現実を熟知した男女が、傷を抱えながら幸せを探していくラブ・ストーリー。
◆これまでのあらすじ
将人の妻・真由子は、別居中の夫を監視しながら、不倫しており、将人はついに離婚を決意する。
こうして“バツイチ同士”となった友梨と将人は、ディナーの後…。
▶前回:「俺、妻と離婚することにした」男が独り身になった途端、同級生の女を呼び出した理由
「たかが離婚、されど離婚か…」
将人が顔を覆って苦笑しながら復唱するので、友梨は少し慌てた。
「ごめんね。たしかに、今の大友君には重い言葉だよね…」
「いいんだよ。早く俺も、その境地に達したい」
そう言って笑ってくれる将人に、友梨はホッとして力が抜けていった。......
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この記事へのコメント
最初から良い大人だったらビジネスホテルに泊まればいいじゃん。