スパイシーデイズ。
それは、自分を見失うほどの恋に苦しんだ日や、
仕事のミスが悔しくて涙を流した夜、
もう来ないとわかっているはずなのに返事を待つ、あの瞬間。
ほろ苦いように感じるけれど、
スパイスのように人生の味つけをしてくれる。
前回は商社マンの彼からの好意を勘違いした彼女が、目を覚ました出来事を紹介した。
今回紹介する彼女が過ごすのは、どんなスパイシーデイズ...?
オレンジ色に照らされた丸の内のビル群が、ふわっと優しく浮かび上がる。
金曜日の仕事終わり、丸の内ディナーを終えた一馬と皐月は、定番コースである皇居の周りを歩いていた。
「夏の夜は、虫の声も聞こえて気持ちいいね。一馬の実家に行った時のこと思い出す」
目を閉じて精一杯息......
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この記事へのコメント
「俺こっちの道から帰る!」って。小学生か!
でもこのやりとり見てると、知らず知らずのうちに親から受けたことをそのまま恋人や自分の子供にもやっちゃうって聞くよね。だから、(ここの話とは違うけど)虐待なんかの連鎖が止まらないんだ、って。
何にせよ、親の影響ってかなり大きいってことだよね。