スパイシー・デイズ Vol.7

「今夜の約束、どうするの?」デートの予定を確認した女が、男から言われた衝撃の言葉

スパイシーデイズ。

それは、自分を見失うほどの恋に苦しんだ日や、
仕事のミスが悔しくて涙を流した夜、
もう来ないとわかっているはずなのに返事を待つ、あの瞬間。

ほろ苦いように感じるけれど、
スパイスのように人生の味つけをしてくれる。

前回は彼の夢を応援できなかった彼女を変えた出来事を紹介した。

今回紹介する彼女が過ごすのは、どんなスパイシーデイズ...?


金曜日の夜。ベッドに横たわりながら、修太は奈々美を見て、ニコッと口角を上げた。

「美味しいもの食べて、美味しいコーヒー飲んで、こうやって奈々美ちゃんと一緒に過ごして...いい金曜日だなぁ」

修太の顔をまじまじと眺めながら、奈々美もうっとりとしたような声で応える。

「ね。幸せだなぁ」

「雨だから尚更いい雰囲気だよね」

「うん。なんだか、映画みたいで素敵」

修太と見つめ合い、思わずふふっと吹き出した奈々美の額に、修太はそっとキスをした。

「おやすみ」

修太はそう囁くと、そのまま奈々美に背を向けるようにして眠りについた。

-私、この人と付き合うのかぁ

そんなことを考えながら、奈々美はぼんやりと天井を見上げていた。

しばらくして暑さで目を覚ました奈々美は、眩しそうに目を細めて携帯を確認した。

-まだ朝4時か

もう一回寝ようと思い、横を向くと、修太の体は依然こちらに背を向けたままだった。

修太の背中を見つめながら、奈々美は急に寂しい気持ちに飲み込まれるような感覚に襲われ、ぎゅっと目を閉じた。

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