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麻布十番で食す本格コリアンの実力 Vol.3

麻布十番で食す本格コリアンの実力

味だけではない、専門店といわれるゆえん

𦲞鶏湯

若丸鶏の内蔵を抜き、ナツメ、糯米、朝鮮人参などを詰めて煮込む。東洋医学が根付く韓国の食べる薬と呼ぶにふさわしい夏の滋養食。単品¥4,320、8時間煎じた韓方茶付きで¥7,020

スポーツ選手や多忙な著名人がこぞって訪れる理由は、「ここの料理を食べると元気が出るから」。ぐらぐらと煮える白濁したスープが五臓六腑に染み渡り、体が火照る。少し冷めたらトゥッペギ(器)ごと再度火にかけてくれ、また熱々を口にできる。サービスまでが本場式。それは、客がこの料理を食べる意味を、店主が真摯に思う証だ。30年前単身韓国に渡って得たのは、料理の味だけではないことがわかる。

麻布十番で食す本格コリアンの実力

韓国大使館が近いことから、本場の料理を食べさせる店が 軒を連ねる麻布十番で、必食のコリアンダイニング。

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