年下男が思わず惚れた…?年収1,000万・高嶺の花の28歳女が見せた“隙”とは
才色兼備の外資系コンサルタント、森川朝美(28)の人生は、これまでとても順調だった。
しかし「ある日」を境に、なんだかうまくいかない。
鏡を見た朝美は、驚愕のあまり自分の顔に思わず手をあてて…!?
朝美はピンチを打開する「最適解」を探し出せるのか?
「だからさ、朝美といると、なんて言うか気が休まらないんだよな。君みたいな完璧な女は、俺といてもつまんないだろ。別れたほうがお互い自分らしくいられると思う」
「ちょっと待ってよ、勝手に決めないで!」
午前6時。朝美は自分の声で目が覚めた。
―あ~、夢か…。まだ気にしてたのね、私…。
友人主催の飲み会で出会い、半年間付き合った彼氏にフラれてからもう3ヶ月。
すっかり吹っ切れたと思っていたが、まだ夢に見る程度には…傷ついていたらしい。
ベッドから起きあがり、カーテンをひいてひとつ伸びをすると、ベッドサイドの硬質ミネラルウォーターをごくごくと飲む。
2月の夜明け、赤坂の街はまだしんとしていた。
「さてと…今日はクライアントと大事な打ち合わせだ。気合いれてこ」
よし、と自分を鼓舞すると、朝美は寝室を出た。
テキパキと着替えを済ませ、コーヒーを飲みながらメイクを済ませると洗面台の鏡の前に立つ。
ーえー、なんで…?
鏡に映る自分の顔をマジマジと見ると、朝美はため息をもらしながら呟いた。