2019.12.16
「寒っ」と感じたら食べたくなるのはもちろん、「鍋」。同じ鍋を囲んでワイワイ語り、飲み、食べれば、心もお腹もポカポカ!
この冬みんなで食べたい、魚介の旨味がぎゅっと詰まった絶品鍋をご紹介。
創業以来の看板メニュー“元祖あさり鍋”が絶品『吉住』
恵比寿駅から駒沢通り沿いを進み、右手に見えてくるのが1978年創業の和食店『吉住』。
ひっそりとした佇まいは、長年恵比寿という地で愛される名店の風格を感じさせてくれる。
この時期『吉住』を訪れる人のお目当てとなるのが、看板メニュー「元祖あさり鍋」だ。
身がぷっくりと膨らみ、旨みが最高潮に達した旬の“あさり”の美味しさを余すところなく堪能できる鍋である。
12月いっぱいは、先付け、刺身、焼き物、小鉢がついたコースが8千円というお得なコースがある。
立派なあさりの美味しさを最大限引き出す
アツアツの「元祖あさり鍋」が運ばれてきて、まず驚かされるのはあさりの大きさ。プリッと大きな身を蓄えた あさりは、普段目にするものの倍ほどの大きさがあり、ハマグリかと思ってしまうほど!
パクリと頬張れば、プリッとした身から旨みがジュワリと溢れ出す。頬張る度にしみじみと深い美味しさが感じられるだろう。
ほっと心を和ませてくれる優しい味わいに感動
あさりは、毎朝ご主人自ら市場で仕入れたものを、丁寧に砂抜きして使用。厳選したあさりの美味しさが、最大限に引き立つようシンプルな出汁や具材を使うのも『吉住』のこだわりだ。
利尻昆布と鰹からとる出汁を合わせ、そこにその日仕入れた活きたままのあさりを投入。その日のあさりの味に合わせ、薄口醤油とみりん、酒で味付けを施していく。
ご主人が長年培ってきた舌の感覚で調整する味わいは、食する人の心をほっと和ませてくれる。
〆の雑炊まで余すところなく堪能したい
あさり本来の味わいをより楽しめるように、具材も白菜と水菜、豆腐のみ。足し算ではなく、引き算により完成したシンプルな鍋なのだ。
鍋の〆には、雑炊が用意される。あさりの旨みたっぷりの出汁で作るアツアツの雑炊は、この時期の昼夜の寒暖差で疲れたカラダにじんわりとしみ込んでいく。
鰤の旨みを塩で引き立てる味のわかるオトナ好みの鍋『和味 大輔』
魚料理と日本酒のセレクトが評判の『大輔』。冬の名物「ぶりしゃぶ」は、2種の塩でいただくのが大輔流。
鰤は築地から佐渡産や富山産など、おすすめを仕入れ、脂乗りのいい腹身のみを使用。
「出汁にくぐらせると余分な脂が落ちて旨みが凝縮する」と店主。
とろける食感をさっぱりハイビスカス塩で、はたまた、香り豊かな燻製塩でと愉しめる。
極上のふぐ料理と蟹鍋を目指して、いざ行かん!『牧野』
かつては、上野から浅草へ向かう人々が行き交うメインストリートだったというかっぱ橋本通り。延長線上に東京スカイツリーを望むこの商店街で、今も昔も変わらず食道楽の胃袋をわし掴みにしているのが『牧野』である。
店外に下げられた提灯からもわかるように、ここはふぐ料理の専門店だ。
下関から仕入れる活とらふぐの身を網上で焼いて食す“焼きふぐ”や、特製の橙酢がふぐの風味を引き立てる“ちり鍋”も最高に美味だが、ここ数年、ふぐに迫る人気を見せているのが“かに大根鍋”。
もともとは豚肉を入れ、まかないとして食べていたという。
「最近は多いときで10パイくらいは出るかしら。ふぐの店なのに蟹屋と化してるわ(笑)」と女将。
味噌バタースープに鷹の爪を加え、生の毛蟹と大根を入れたシンプルな鍋ながら、この世のものとは思えないほどの美味しさ。
「皆さん、秘伝の味噌っておっしゃるけど、これは蟹の出汁のおかげなの」。 〆の雑炊まで堪能し帰路につけば、“幸腹感”で満たされること必至だ。
この記事で紹介したお店
吉住
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