寒~い日には九州のあったかグルメが最高!ゆったり味わえる都内の名店5選


世界屈指の食の都・東京。だが東京に負けないくらいのグルメの宝庫と言えば、九州と言っても過言ではない。

わざわざ飛行機で食べに行かなくても、九州のうまかもんを都内で味わえる店をご紹介しよう。

「博多炊き肉鍋」5,900円コースより、「炊き肉鍋」(手前)、「季菜(9品)」(左中央)、「矢部和紅茶」(右奥)など

唯一無二の炊き肉鍋を味わう『金蔦 銀座』

博多・春吉に本店を構える『金蔦』。独創性に溢れる鍋料理「博多 炊き肉鍋」を看板に掲げる名店の東京店が銀座コリドー街にある。

「炊き肉鍋」とは、牛テールスープの中に肉や野菜を入れ、しゃぶしゃぶの要領で火を通して食すオリジナル料理。塩ベースとトマトベースの2種のスープをつけダレにして味わう。

自家製の梅味噌をスープに溶けば、ピリッと辛く、よいアクセントとなり、いくらでも箸が進んでしまうだろう。

様々なニーズに対応できる個室を完備。窓の外は都心の夜景や電車を見下ろす絶好のロケーション

使う食材にも一切の妥協はしない。野菜は福岡野菜と東京の契約農家から直送されるもの。豚肉は鹿児島県産「黒宝豚」、牛肉は九州産黒毛和牛を使用している。

「九州の食材に合うのは、やはり九州の酒」と盛山貫行東京金蔦総料理長が語るように、酒も九州のものを多く取り揃える。西酒造の芋焼酎「宝山」や喜多屋の本格焼酎「空シリーズ」が並び、焼酎通も大満足のラインナップになっている。

旨い料理と酒、食後の余韻までも楽しませてくれる。この店にはおもてなしの精神が息づいている。

「明太もつ鍋」(1人前2,300円)。ニラ、キャベツの下にはたっぷりの国産牛もつが潜む。小腸、ギアラ、ハツ、大腸の4つの部位が出汁に旨みをプラスしていく

明太子メーカーだからできる贅沢すぎる使い方!『築地 鍋処 ふく竹 本店』

明太子の聖地・福岡県で、製造販売までを一貫して自社で行なう明太子専門店『かねふく』。そんな有名なブランドの明太子を思う存分味わうことができるのが『築地 ふく竹 本店』だ。

まず、鍋が席へと運ばれてきた瞬間の歓声があがることは必至。キャベツやニラの上にどーんと豪快に明太子が盛りつけられた様子はインスタ映えすること間違いなし。

具材全てが渾然一体となったころが食べ時!

一見「明太子がたっぷりでちょっと味が濃いのでは?」と思う人も多いかもしれないが、食べてみると意外なほどあっさりしていることに驚く。そのあっさり感は、もつ鍋に合うよう明太子の味付けに秘密があった。

オリジナルブレンドした唐辛子を使用した特製調味ダレで味付けし、独自の二度漬け製法で旨みを引き出すというこだわりの明太子は、もつ鍋との相性も抜群。

明太子の原卵選びから熟成までを自社で行う『かねふく』だからこそ生み出せる味わいなのだ。

もはや悶絶必至の美味しさであることは、チーズ投入直後から鼻をくすぐるいい香りから容易に想像できるだろう

「明太もつ鍋」の本番は〆の「チーズリゾット」にあると言っても過言ではない。 明太子はもちろん、もつや野菜の旨みがたっぷりと出たスープに、ご飯を投入して出汁を吸う。

それだけでも充分美味しそうなところに、チーズをたっぷりと入れるのだから堪らない!

同店では「明太もつ鍋」だけでなく、熊本の馬肉専門店『広栄ミート』から仕入れる新鮮な馬肉を使用した「馬刺三点盛り(赤身・ふたえご・こうね)」(2,600円)や、大ぶりサイズの明太子の美味しさをダイレクトに楽しめる「明太子の天ぷら」(1,250円)など、九州産の食材も使用した一品料理も充実。

鍋の合間に、美味しい料理とお酒を楽しみながらほっこり温まりたい日に『築地 ふく竹 本店』を訪れてみてはいかがだろう。

絶品の「馬刺し」と、「マロン豚 盛り合わせ」※豚バラ(写真上)、豚ロース(写真下)

九州のうまいもんをたっぷり堪能『銀座 あまくさ 青山外苑』

都内にいながらも、九州のうまいもんをたっぷりと楽しめるのが『銀座 あまくさ 青山外苑』。

まずは最高級黒豚の溶岩焼きをいただこう。『銀座 あまくさ 青山外苑』では、鹿児島県産マロン豚を使用。マロン豚とは、最高級黒豚「六白豚」のなかで、主に栗と有機野菜を食べて育った豚で、さっぱりとした脂で甘みがあるのが特徴だ。

また、焼きに使用する溶岩も特注品。「玄武岩」という特殊な溶岩を使用して作られており、火にかけると、遠赤外線やマイナスイオンを発し、お肉を柔らかくジューシーに焼き上げてくれるという。

溶岩焼きのお供には日本酒をぜひ。写真は福井県の「黒龍 垂れ口」。甘口ではあるが、スーッとキレのある飲みやすさが特徴だ。日本酒初心者にも最適の一杯。※メニューは一例

溶岩の上で焼かれていくマロン豚は、肉汁があふれ、見るからにジューシー!実際に口に入れると、お肉の旨みが溶岩によって引き出され、脂もすっと甘みだけを残して消えていく。

そんなマロン豚は、特製の3種のタレで味わいたい。鶏の挽肉を使用した「ビリ辛鶏味噌」、天草産の「塩」、黒酢を使用した「ポン酢大根おろし」によって、味を変えつつ楽しんで。

もちろん、塩とブラックペッパーで味付けされているので、そのまま食べても絶品。

熊本産たまり醤油で味わう「特選 熊本古閑牧場の極上桜肉盛り合わせ」(3,000円)※3~4人前

究極の馬刺しとも言われる、「特選 熊本古閑牧場の極上桜肉盛り合わせ」もぜひ注文してほしい。熊本古閑牧場の桜肉といえば、遠方から買いに訪れる人がいるほど有名だ。

生産から販売まで一貫して行っており、肥料は契約農家が創るわらや、穀物のみを使用するというこだわりの生産方法で育てられる馬肉は、とにかく絶品。部位は希少部位であるフタエゴ、モモ、タテガミの3種類。

「日本一の桜肉」とも評される馬刺しの旨さを象徴するのが「タテガミ」だろう。あっさりとしていて、スッと口から溶けて優しい脂の甘みだけが残る。「タテガミ」は苦手だなと思う人にこそ、この美味しさをぜひ味わってみて欲しい。

お二人でも、グループでもOK。使い勝手は抜群!

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