僕のカルマ Vol.5

「あの場所が、僕のシェルターだった」。今をときめく社長の原点となった、壮絶な出来事とは

世の中は、弱肉強食の世界だ。

特に、この東京で生きる男たちにとっては。

皆、クールな顔をしながら、心に渦巻くどす黒い感情を押さえつけるのに必死だ。

弁護士としてのキャリアを着実に重ねる氷室徹(34歳)は、パートナー目前。年収は2,000万を超える。圧倒的な勝ち組と言えるだろう。

しかし、順風満帆に見えた彼の人生は、ある同級生との再会を機に狂い始めていく。

◆これまでのあらすじ

氷室は、息子がいじめられていることを知るが、自分が堀越に暴行を振るっていた過去に苛まれ家を飛び出してしまう

そのころ、堀越は…?


「…こんなもんか」

堀越は、ノートパソコンから目をあげた。直前まで眺めていた黒い画面のせいで、変に周囲がチカチカして見える。

「ふう…疲れたな」

疲れ目を癒すため、鼻の付け根をマッサージする。ついでに思い切り伸びをすると、背筋と腰がポキポキと鳴った。

自社のロ......


この記事へのコメント

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No Name
この内容だと、確かに氷室は覚えてないかも🤔
2019/11/20 05:4699+返信5件
No Name
そーですね、残念ながらこの位の事は割とありますよね。 でも やられた方は辛いんでしょうね、、、 
2019/11/20 05:4867返信3件
No Name
「このくらいならそんなに」っていうコメントが多いですが、そこがポイントなのではないかと。やった人や見ている人にとっては些細なことでしかなく覚えていないけど、やられた方はそこまでの過程も含めてよーーく覚えているんですよね。私も過去に靴を隠されたりあからさまに陰口を叩かれたりしたのはよく覚えていますし、そのグループのメンバーとは(本人に直接何かされてなくても)一生関わりたくないです。
2019/11/20 07:5944返信4件
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