2016.07.21
『Restaurant Taman Sari』特産ラウィットで、最も辛い料理を作るスラウェシ島メナドの味
インドネシアといっても広くて、様々な民族の料理がある。ジャワ、パレンパンパダン……」。店主は言う。辛さも、千差万別。
「スラウェシ島北部にあるメナド地方の料理。ここが中でも一番」。
その辛さを現地で体感したと店主。最初はヒーヒー言っていたが食べ慣れるうち、辛さ=旨さの境地に。ここを開いたのはメナドを始めとする本場の味を伝えるため。
「けど、普通の日本人じゃ、辛くって食べられないよ。ラウィットという唐辛子を使うのが本当だけど、普段は使わずに作っている」。
ならば、と今回はラウィット入りを特別オーダー。「アヤムリチャリチャ」、「イカンダブダブ」、ともに伝統料理で何ともかわいい名前だが、刻まれたラウィットに当たると、これが本当に辛い。
「今日は2本だけど、現地では5本ぐらい入れる」とは料理担当、エニーさんの弁。続けて店主も「ほかのインドネシア料理と違ってココナツミルクをほとんど使わないのが特徴。フィリピンに近く、かつてそのフィリピンを統治していたスペインに影響を受けている」。辛さにも歴史と文化がある。
『Priya』たくさんのスパイスを使って、辛さはもちろん、複雑な旨みを醸成
エスニック感を前面に押し出す店が多い中、白を基調にしたハイクラスな印象の店内は北インド宮廷料理に相応しい設えを目指したため。開店してすでに7年、「外国人も多いよ」と店長のボンケシュ・パンデさんが優しそうに語るインド料理店だ。
25種を独自調合するガラムマサラを始め、多種多様なスパイスやハーブを使って「体に良い料理」を提供する、この店で最強の辛さを誇るひと皿が「ラムビンダアルー」。アルーとはジャガイモのことで、文字通り、ラムとジャガイモが具材だが、一種のチリペーストがビシッとパンチの効いた辛みの要。カレーのベースに使うのはもちろん、あらかじめラム肉をヨーグルトなどでマリネする際にも使っている。
「ビンダアルー」にはチキンもあって、この店のカレーは基本的に辛さの調節も自由だが、ビンダアルーは唯一「マイルドにはできない」とパンデさんが断言する一品。そのほか「チキンティッカマサラ」や「シクカバブ」も心地良い辛さで、食べ進めていくとジンワリ汗が吹き出してくる。その爽快感に辛さだけでないスパイスの効能を実感する。
※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。
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