“どストライクの美女”を妻に迎えた男が、結婚3年目に離婚を考えた理由

−この結婚、本当に正解だった?−

かつては見つめ合うことに夢中であった恋人同士が結婚し、夫婦になる。

非日常であったはずのときめきは日常となり、生活の中でみるみる色褪せていってしまう…。

当連載では、結婚3年目の危機にぶち当たった夫婦が男女交互に登場する。

危機を無事に乗り越える夫婦と、終わりを迎えてしまう夫婦。その違いは一体、どこにあるのか−?

前回は、「生活費7万円」じゃ全然足りないという妻の言い分を紹介した。今回は「生活費7万円」を言い渡した、夫の言い分を聞いてみよう。


金の切れ目が縁の切れ目?−夫の言い分−


夫:藤崎信之(仮名)
年齢:33歳
職業:出版社勤務


「こんなはずじゃなかった…って?妻はそんな風に言っていましたか。そうですか。でもそれを言うなら僕だって同じだ。千紗がまさか、こんなに変わってしまうなんて、結婚前には想像もしていなかった」

神楽坂にあるバーのカウンターで信之はどこか割り切った表情でそう言った。

妻の千紗も随分と鬱憤を溜め込んでいたが、信之には彼なりに、相当言いたいことがあるらしい。

「まあ、僕の見る目がなかったと言ってしまえばそれまでです。彼女の本質を見抜けなかったんだから。だけど…可愛かったんですよ、出会った頃の千紗。僕が言うのもアレだけど、華も色気もあるしいい女でしょう?なんだかんだ綺麗事を言ってみても、男は美人に弱い生き物なんですよ、仕方がない」

信之はそんな風に愚痴ったあと、妻の千紗が結婚後、いかに変わってしまったかについて語り始めた。

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