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32歳のシンデレラ Vol.13

好きな人が、親友と結婚してしまう…。最後の夜、男に気持ちを伝えず失恋を選んだ女の決意

「その10年が人生を決める」とも言われる、20代。

大半は自分の理想や夢を追い、自分の欲に素直になって、その10年を駆け抜けていく。

しかし中には事情を抱え、20代でそれは叶わず、30代を迎える者もいる。

◆これまでのあらすじ

藤沢千尋は病に倒れた母のため、都会に憧れつつも地元の愛媛に残り20代を過ごす

しかし母の他界をきっかけに、30歳にして初上京。自分の目標を探しだそうとする千尋は、密かに気になっていた同僚の速水の過去の恋愛を知り、彼もまた“20代”の恋愛を引きずっていることに気づく。

そんな矢先、速水が独立のため事務所を出ることに。千尋は、ある想いを持って彼と会うことに決めたのだった。


「来てくれてありがとうございます」

21時の六本木。男が、そう言いながら、さっと椅子を引く。紳士的なふるまいも、どこか覚えたてのように感じた。

「何飲みますか?いろいろ、あるみたいで」

千尋は渡されたワインリストに目を通す。今、自分の隣に座る男―春樹の気持ちを頭の片......


この記事へのコメント

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No Name
話に一本スジが通ってなくて残念だった・・・けど人の人生ってそんなものなのかなーって思ったり。
速水先生と茉莉ちゃんはお似合いだと思います💓
2019/09/26 05:1699+Comment Icon2
No Name
なんかこう主人公が千尋じゃない話の終わり方。。。少し物足りないです
2019/09/26 05:3695
田舎者
あれ?終わり? まあ、春樹さんと......と言う事ね。👍
2019/09/26 05:4771
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32歳のシンデレラ

「その10年が人生を決める」とも言われる、20代。

大半は自分の理想や夢を追い、自分の欲に素直になって、その10年を駆け抜けていく。

しかし中には事情を抱え、20代でそれは叶わず、30代を迎える者もいる。

この物語の主人公・藤沢千尋も、とある事情から、自分自身を後回しにした20代を過ごし、30歳を迎えたうちの一人。

思い描いていた夢は叶わず、20代を家族のために生きた千尋は、30代で自分自身の幸せをつかむ『シンデレラ』となることはできるのか―?

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